今回のコクリコラボのテーマは「ママたちの育休」。ママたちを対象に実施したアンケートの結果を、2回にわたってお伝えしていきます。
1回目の本記事でご紹介するのは、ママたちの育休取得状況の実態や、育休中に抱えていた不安や悩みについてのコメント・エピソードです。
コクリコラボアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者を対象に2022年11月4日〜11月14日インターネット上で実施。有効回答数は115件
※アンケート回答の原文をそのまま記載しています(一部抜粋・明らかな誤字等は修正のうえ記載)
コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。
育休を取得したことが「ある」ママは43.5%
本調査において、育休を取得したことが「ある」と回答したママは43.5%(50人)。取得経験のないママ(56.5%/65人)のほうが多いという結果となりました。
育休の取得期間については、1~3年が52.0%(26人)と最多に。そのあとに6~12ヵ月、3~6ヵ月と続きます。
「育休後、復職しましたか?」という問いには、62.0%にあたる31人のママが「した」と回答してくれました。
復職したママが多数派ではあるものの、退職したママも14人。少ない数ではありませんね。
ママたちが育休中に感じた不安や悩みとは?
育休中のママたちは、どんなことを感じ、思いながら過ごしているのでしょうか? 今回は、ママたちから寄せられた「育休中の不安・悩み」に関するエピソードをご紹介します。
復帰後の仕事や人間関係についての不安
・産休から復職まで1年もブランクがあって、システムにさわれるのか、人とコミュニケーションがとれるか、浦島太郎状態にならないか不安だった。
・2年休んでおり、社内の人も仕事内容も変わっているとその間に聞いていたため、仕事に復帰して自分が通用するかどうか不安だった。
きちんと仕事に復帰できるか、出産前と同等のパフォーマンスを発揮できるのか……という不安を抱えていた、というママの声が多数寄せられました。
・復職後の同僚との関係。妊娠がわかった途端に邪険に扱われたので、不安しかなかった。
・育休中は気を遣ってくれたのか、会社から連絡を控えてくれていたのですが、逆に忘れられていないか不安になりました。
復帰後の人間関係が心配だった、という意見も。妊娠がわかった途端に扱いが変わった、というリアルな体験談を教えてくれたママもいました。
復帰後の両立についての不安
・育休前の部署だと、どうしても子供がいると働きづらい部署だったため、復帰する際、どんな働き方ができるんだろうと、一人ソワソワ、モヤモヤしていた。
・子どもと離れたくなかった、仕事と家事と育児の両立、子どもが保育園に入っても病気をしないかなどが気になりました。
特に初めての育休の場合は、復帰後のイメージはなかなかつきにくいものでしょう。生まれてから長く一緒に過ごした子どもを保育園に預けたくない……と感じたママも多いようです。
仕事を続けるかどうかの悩み・不安
・仕事を続けるか辞めるか悩みました。退職することは決めても、その後のキャリアや収入面など不安なことだらけでした。
・仕事に戻りたくないと思ってしまった。
そもそも仕事を続けるか、辞めるかで悩んでいたというママも。
仮に「辞める」と決めても、今度は辞めた後のキャリアや収入についての不安が浮かんでくる……という具合に、なかなかスッキリとはいかないケースが多そうです。
保育園についての悩み・不安
・希望の保育園に入園できるかどうかということ。
・初めての保活が大変でした…。特に、当時住んでいた地域は激戦区だったので、毎週の役所訪問や保育園見学でヘトヘトでした。
働くママたちの多くが避けては通れない、保育園選び。役所に情報を聞きに行ったり、保育園に見学に行ったり……。
筆者にも保活をした経験がありますが、確実に預けられるかがわからない状況下での保活は、精神的にも肉体的にもハードに感じたことを覚えています。
ほかにもこんな悩み・不安が
・社交的ではないので、余計に外に出る機会が減り、社会からの疎外感、孤立感がありました。外に出たら出たで、成長度合いや他の子と比べてしまったり、1人目の時は特にいろいろと不安がありました。
育児中に、社会からの疎外感や孤独感を覚えたというママからのコメントです。1人目の育児は不安が強かったという点も含めて、共感するママが多いのではないでしょうか。
・転勤族だったため、頼れる人がおらず、話し相手もいないなどの悩みを抱えていましたが、公園や児童館で知り合ったママと、育児の悩みだけでなく、何気ない会話をかわすことにより、気持ちがずいぶん楽になりました。
ただでさえ孤独な状況になりがちな育休生活。転勤族のママからは、「頼れる人も、友人もいなかった」という切実なエピソードが寄せられました。
「何気ない会話で気持ちが楽になった」というママのコメントが、意外と多い転勤族ママたちの参考になればいいなと思います。
育休中に悩みや不安を感じるママは多い 「自分だけ」と思いつめないで
今回のアンケート結果から、復帰後の仕事や人間関係、退職した場合のその後のキャリア、保活……など、育休中のママの「悩みのタネ」は意外と多いことがわかりました。
大人と接する機会がグッと減り、社会からの疎外感を覚えがちな育休生活。意識して、楽しみや息抜きを生活に取り入れることが大切そうだと感じました。
次回公開予定の「ママたちの育休」2回目記事のトピックスは、「育休中の充実エピソード」です。楽しく充実した育休生活の参考にしていただけたら嬉しく思います。
コクリコラボ
コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )
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