「パートナーが育休」に8割超のママが満足 パートナー側の満足度も高い理由

パートナー本人に聞いた「育休についての考え」も紹介

コクリコラボ

今回のコクリコラボのテーマは「パートナーの育休」です。

パートナーが育休を取得した経験を持つママたちの回答にフォーカスし、満足度や印象に残ったエピソードをご紹介します。

さらに、今回はママの回答だけでなく、ママ経由で聞いた「パートナー本人の育休取得についての考え」も大公開。気になる内容をみていきましょう。

コクリコラボアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者を対象に2022年11月4日〜11月14日インターネット上で実施。有効回答数は115件

※アンケート回答の原文をそのまま記載しています(一部抜粋・明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

実際にパートナーが育休を取得した(予定含む)ママは2割弱

コクリコラボアンケート
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パートナー(夫)が育休を取得したことが「ある」と回答したママは18.3%(21人)。男性の育休取得経験者はまだまだ少数派であることがうかがえる結果となりました。

育休を取得した期間で一番多かったのは「1~4週間」(9人)。そのあとに、「1~7日間」(5人)、「1ヵ月~3ヵ月」(3人)と続きます。

「3~6ヵ月」「6ヵ月~12ヵ月」はそれぞれ1人、1年以上は0人という結果から、ママ本人よりも期間が短い傾向にあることが読み取れます。

▼ママ本人の育休取得期間をチェック
休み中も不安・悩みは尽きない!? ママたちの「育休取得」の実態を調査

「男性が育休を取得することについてどう思いますか?」という質問には、前の質問に「ある」と回答した21人のうち、20人が「賛成」と回答。残る1人も「どちらかというと賛成」と回答。

パートナーの育休に対する、ママたちの満足度の高さがわかる結果となりました。

パートナー本人に聞いた「育休取得についての考え」

では、実際に育休を取得したパートナー本人は、「男性の育休」についてどのように考えているのでしょうか。ママ経由で、「育休取得についての考え」を教えてもらいました。

その結果、ネガティブな内容はゼロという結果に。

・赤ちゃんの成長や変化は、目まぐるしいので、大変なとき、かわいいとき、色々な場面を夫婦で経験できるのが良いと思います。

・協力して子育てできるのでとても良いことだと思います。


このような、「成長を目の当たりにできる」「夫婦で一緒に子育てできる」という前向きなコメントが多くを占めました。

ほかにも、

・個人としては取りたいが、職場の前例がなく取得が難しかった。1ヶ月なんとか休んだが、とれるなら半年程度取得が望ましい。

・育児、家事をする育休なら必要だが、パートナーの分のご飯や洗濯などが増えて、負担になることもある。また、育休よりも日々母親と同じように育児と家事を行える、それを周りが理解してくれるような社会の意識の方が必要だと思う。


実際に育休を取得したからこそのリアルな感想や、

・それが当たり前になる社会になって欲しい。

・取りやすい雰囲気だと良い。

・積極的な育休取得を推奨するだけじゃなく、育休の間はどんなことをしてほしいのか、事前に家事のやり方を覚えたり、産後のママがどんな心身なのかを知っておく機会があればなお良いと思います。


このような、「社会的な風潮への要望」とも言えるような意見も寄せられました。

パートナーの育休エピソード集

ここからは、パートナーが育休を取得したことがあるママたちから集まった「パートナーの育休」の感想や、育休中のエピソードをご紹介します。

・パートナーが赤ちゃんのいる生活を実感できたようで良かった。

・子供の一日の流れと、それらを家事と並行しながらやらなければいけないことを肌で感じてくれて、意識が変わったと思う。


やはり多かったのが、「リアルな育児を体感・実感してもらえてよかった」というもの。

・生まれてから1ヶ月の変化が目まぐるしい時期を、夫婦で見守れた。また、上の子のケアを主に担うことが出来たのがよかったのではないか。

・入院中子供と面会時間に毎日来てくれて上の子の様子を見る事ができたのはとても良かったです。


産後にママが特に気になるポイントの1つである「きょうだいへの対応」。

育休を取得したパートナーがきょうだいをケアしてくれれば、「きょうだいへの対応がおろそかになる」「きょうだいにさみしい思いをさせてしまう」というママの心配も軽減しそうです。

・家に居てくれたので安心できた。

・第1子の時に3日ほど取ってもらったが、特段これをやってもらったという思い出はありません。ただ、何も分からない状態で1人にされるより、少し気持ちが軽かったように思います。


パートナーの存在そのものに安心した、精神的な負担が軽減した、という回答もみられました。

・次の日仕事だからと言うことがないので、夜中のミルクタイムも遠慮することなくお願いできました。

このように、日中仕事をしているパートナーにはお願いしにくい「夜間のお世話」を遠慮なく頼めた、というリアルな経験談を寄せてくれたママたちも。座談会に出席したママの1人も、

パートナーも仕事を休んでいるので、子どもの夜泣きがひどいときに、「おむつ替えて」「ミルクあげて」と遠慮なく言えたのがすごくよかったです。

と話してくれました。

パートナーが育休を取得したママはまだ少ないが、満足度は高い

今回のアンケート結果から、「パートナーが育休を取得したママの満足度は高い」ことがわかりました。

まだまだ浸透しているとは言えない男性の育休取得ですが、この記事を読んだママ、ないしはママのパートナーが、「育休を取得してみようかな」と前向きに検討するきっかけとなったら嬉しく思います。

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コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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