2歳〜小学校低学年で「学習習慣」を身につけさせたい ママたちの対策「失敗」「後悔」エピソード

学習習慣は「小学校低学年」までに身につく子が多い? ママたちの「やらなきゃよかった」体験談も

写真:アフロ
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コクリコラボの今回のテーマは「子どもの学習習慣」。子どもたちの学習習慣についての実態や、子どもに学習習慣をつけさせるためにママたちがやってよかったこと、後悔・失敗したことなどについてアンケート調査をおこないました。

前編の本記事では、「子どもの学習習慣の実態」と「ママたちが後悔・失敗したと感じている学習習慣のエピソード」をお届けします。

コクリコラボアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に 2023年12月8日~12月22日インターネット上で実施。有効回答数は115件。

※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

子どもの学習習慣の実態

コクリコラボアンケート

「ご自身のお子さんについて、学習習慣は定着していると思いますか?」という問いに対して、最も多かった回答は「やや定着していると思う」。そのあとに、「とても定着していると思う」「あまり定着していない」と続きました。

なお、設問「子どもの学習習慣がついたと思うのは何歳くらいですか?」への回答で一番多かったのは「小学校低学年(25人)」。2番目が「年長(5~6歳)ごろから(11人)」、3番目が「年少(3~4歳)ごろから(10人)」という結果に。

小学校低学年くらいまでに、学習習慣が身につく家庭が多いことがわかりました。

コクリコラボアンケート

続く設問「学習習慣について、子どもが何歳のときから意識していましたか?」では、「小学校低学年」と答えたママが一番多い結果に。

早いママだと2歳以前から、そしてだいたい小学校低学年までには、学習習慣について意識しだすママが多いようですね。

コクリコラボアンケート

「学習習慣をつけるためにどのようなことをしましたか?」には、ママたちからたくさんの回答が集まりました。

その中でも最も多かったのが、「市販ドリルなどで家庭学習をした」。2位に「通信教育の講座を受講した」が続きました。学習習慣をつけるために、家庭学習を取り入れるママが多いのですね。

「生活リズムを整えた」「決まった時間に机に向かうようにした」のように、生活習慣を意識したというママもたくさんいるようです。

また、幼児教室や塾、ならいごとに通わせたというママも。

やらなければよかった! 失敗・後悔エピソード

前の設問の盛りあがりからは、我が子に学習習慣をつけるためにさまざまなことを試みたママたちの奮闘ぶりが読み取れました。

一方で、「これはやらなければよかった」と後悔したり、「失敗だった」と感じたりしているママも多いよう。集まったエピソードを見てみましょう。

※同じ取り組みについて「やってよかった」と感じているママもいますので、ぜひ「⑧子どもの学習習慣 ママたちに聞いたやってよかったこと」も合わせてお読みください。

・通信学習は付録が欲しいだけでドリルはしてくれないのでやらなければよかったと後悔した。

「通信教育あるある」ともいえそうなこちらの回答。付録やゲームが充実しているタイプの通信教育だと、このような事態に陥ることが多いのかもしれません。

・タブレットの通信学習をさせなければよかったなぁと思いました。毎月決まった量が来るのですが、少なすぎて2~3日で終わってしまい、結局タブレットはゲームを身近にさせるきっかけを作ったようなものだったかなぁと思います。

タブレット学習についてはほかにも、「スクリーンタイムが増えてモヤモヤした」と回答してくれたママもいました。

・1~2歳のころ幼児教室に通わせたけれど、学習習慣には結びつかなかった。

・塾にいきたいといわれて入ったら宿題が多すぎて勉強嫌いになりかけた。もっとよくいくつかの塾を検討してからいれたらよかった。


学習習慣を身につけるためには(失敗だった・後悔した)、という点で、幼児教室や塾を挙げる回答も複数見られました。塾については、「もっと比較検討すべきだった」「(行くかどうか/どの塾にするかについて)もっと本人に意見を聞くべきだった」などが後悔ポイントのようです。

・学習机がないので、大人用の仕事部屋の机に簡易机を並べて置いたが、リビングのほうがはかどると言ってほとんど使っていない。

・とにかく気が散りやすく集中できない性格なので、個別の部屋はまだいらなかった。


学習環境づくりについてのエピソードも集まりました。

学習机を買ったのに使わない……は、育児中のママからよく聞く「あるあるエピソード」ですよね。個別の部屋については、子どもの性格や成長度合いを見極めてから用意するとよいのかもしれません。

・子どもの成長を無視した学習。ひらがなの読みかたをかなり苦労して教えましたが、その後、親は何も教えていないのにカタカナをスラスラ読めるようになっていました。ディズニーやプリンセスが好きなので、キャラクターの名前を覚えたくて、いつの間にかできるようになったようです。(中略)やりたいと思ったときに楽しく学ぶことが大切なのかなと思いました。

こちらのママは、ご自身の経験から「本人がやりたいと思ったときが学びどき」だと気づいたのだそう。

・親がやりなさいと言わないとやらないのでは? という心配から言いすぎてしまいましたが、言えば言うほど子どもは嫌になってしまい、逆効果でした。言わなくなったら自分からやるようになったので、早くからそうしとけばよかった、と思っています。

・高圧的な教えかた、無理強い、べったりくっついての指導をやらなければよかった。大後悔。わかっていてもつい口を出してしまうのだけれど、家事をしながら横目で見て、できているところだけ大げさに褒めていれば充分だと痛感している。


複数の回答内容から「ママの後悔する思いが強いのかな」と感じたのが、ママが口をはさみすぎた・指導につい熱が入りすぎた・勉強しようとさせすぎた……というたぐいのエピソード。我が子だからこそ、つい力が入ってしまう……という側面もあるのでしょう。

次にご紹介する「お受験」関連のエピソードにも、近いものを感じました。

・受験のために2ヵ月間くらい毎日勉強をさせていたことがありました。毎日やらさなければいけないという思いが私自身が強くて、眠そうにしているのに怒ってやらせようとしてしまうことがありました。

お受験に限らずとも、勉強をさせるために怒ってしまい、後悔したことがあるママは多いのでは。

・流れのようなもので小学校受験をしたが、マイペースなタイプであったし、小学校受験をやらなくていい選択肢を考えてもよかった。

このように、子どもの性格を考慮して受験する、しないを判断すればよかった、と答えてくれたママもいました。

学習習慣への意識は家庭によってそれぞれ 干渉しすぎず子どもによりそうのが失敗・後悔しないポイント

子どもの学習習慣については、意識する/しないから始まり、意識しだす年齢、定着する時期などもそれぞれ違うことがわかりました。

ただし、大きな傾向として、小学校低学年までに学習習慣が身についたと感じているママが多い、という事実はありそうでした。今子どもの学習習慣を身につけさせたいと考えている未就園児・未就学児のママは、ひとつの目安だと考えてよさそうです。

また、後悔・失敗エピソードから、ママができることとして「口出ししすぎない」「子どもをよくみる、よりそう」ことがあるのかな、とも感じました。

次回の記事では、ママたちに聞いた「学習習慣を身につけさせるためにやってよかったこと」をご紹介します。ぜひそちらもご覧ください。

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コクリコラボ

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