新小1のパパママへ! 4・5月に絶対やってはいけない&やるべきこと
息子2人を第1志望校に合格させたシングルマザー・藤田敦子の親子円満&スーパーポジティブ子育て#5
2022.03.21
著者:藤田 敦子
子どものお友達もほめて仲良くなる
ちなみに長男は学童に通っていなかったのですが、4月になってから、どんなところか見学に行きました。私と長男、幼稚園だった次男も一緒にです。そしてそのときも洗礼を受けました。
長男の靴を隠されてしまったのです。隠した子は、母親連れで来た長男がうらやましかったのかもしれません。そこで、私はあえて靴を隠したであろう2年生の男児と仲良くしました。
当時の学童では、カードゲームのUNOが流行っていたので、何日か通い、その男児からUNOを教えてもらいました。そしてその子の長所を探し、ほめまくったのです。
「UNOができるなんてかしこいんだね。おばちゃんにも教えてくれる? 優しくていい子だねえ」って、たくさんほめました。そのうちその男児が、「おばちゃん、おれ、がいと(長男)守ってあげるわ」と言いだし、長男と一緒に集団登校してくれたり、バレーボール部にも誘ってくれたりしました。
どんな子どもにも、いいところがあります。そこを見つけてほめてあげると仲良くなれます。
もし可能なら、低学年のうちだけでもいいので、学校の行事、ボランティア、PTA活動などにも積極的に参加するのもおすすめです。面倒くさいかもしれませんが、さまざまな情報が入ってきますし、先生や子どもたちとも仲良くなれます。
仕事で平日がどうにも忙しい方なら、友達を週末、家へ誘ったり、公園に行く約束をしたりしてはどうでしょう。最初は親が一緒でもいいと思います。
私は幼稚園の次男も連れて一緒に公園へ行き、私もまじって高学年の子どもとドッジボールをしたこともありました。気がつけば「おばちゃん、おもろいわー」って私が人気者になっていたことも。
小さな学校だったので、公園で仲良くなると、学校に行っても異学年の子どもからも話しかけてもらえるようになりましたよ。将来のためだと思って、最初の数年間、がんばってみるのはいかがでしょうか。
家庭訪問をチャンスに変える!
4・5月は個人面談や家庭訪問が多い時期でもあります。これは絶好のチャンスです。担任の先生にはよく思われたほうが絶対に得だと思いませんか。
このときに悩み相談をする人もいらっしゃいますが、私はおすすめしません。だって4・5月は先生だってまだ子どもを把握できていない。こんな時期に悩みを相談しても、「悩み相談=子どもの悪口」となり、先生に悪いイメージをインプットしてしまうだけです。
それより、これぞまたとない「ぺたほめ」(※1)効果を倍増する機会だと考えて、子どものよいところをいっぱいアピールしましょう。
※1「ぺたほめ」=藤田さんオリジナルの自己肯定感が高まる子育て術
私は部屋中を「ぺたほめ」だらけにして、子どもを同席させ、先生の前でほめまくりましたが、先生も苦笑いでほめてくださいました。私と先生のふたりから同時にたくさんほめてもらえるなんて、滅多にないチャンスだと思って、最大限にいかしたのです。
これから1年間が始まるというときに、「がんばりやさんです」「こんなことができます」「家でこんなお手伝いしてくれます」と先生にインプットしてもらったら、子どもの自信とやる気に必ずつながるでしょう。
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いかがでしたか。
①新1年生の4・5月は習いごとも休憩し、子どもが学校生活に馴染むことに全集中する ②親は学校の友達を覚えて、関係を把握しサポート ③担任の先生には長所を伝えて、子どものほめられるチャンスを増やすチャンスにする。
どれもパパママの力添えが重要ですが、子どもが6年間をスムーズに過ごすためであれば頑張れそうですね。
書籍では、藤田さんが子どもの最強の武器と熱弁する「おもしろい子どもに育てる方法」等も紹介しています。
中学受験を検討中の方はもちろん、中学受験はしないけど、子どもの自己肯定感を高く育てたいパパママにぜひ読んでほしい一冊です。
藤田さんの子育て術「ぺたほめ」が歌に!?
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#4 低学年までの習い事は“ママ塾”!息子を医者にしたシンママの勉強法
藤田 敦子
ぺたほめ医専アカデミー代表。日本心理学会認定心理士・日本心理学会正会員。同志社大学文学部心理学専攻卒業。 ほめて育てるをモットーとした「ぺたほめ®︎子育て術」で、息子2人を国立医学部現役合格に導いたシングルマザー。2018年より子育てアドバイザーとして、「ぺたほめ医専アカデミー」を設立。3歳~小学3年生の子どもの親を対象とした「ぺたほめ本気塾」を開講するほか、0~18歳の子どもの親を対象にしたパーソナルサポート、セミナーなどを開催し、日々活動を広げている。2019年「親もビックリ魔法の子育て術!「ぺたほめ」』(マガジンランド)を刊行。オフィシャルブログhttps://ameblo.jp/petahome/
ぺたほめ医専アカデミー代表。日本心理学会認定心理士・日本心理学会正会員。同志社大学文学部心理学専攻卒業。 ほめて育てるをモットーとした「ぺたほめ®︎子育て術」で、息子2人を国立医学部現役合格に導いたシングルマザー。2018年より子育てアドバイザーとして、「ぺたほめ医専アカデミー」を設立。3歳~小学3年生の子どもの親を対象とした「ぺたほめ本気塾」を開講するほか、0~18歳の子どもの親を対象にしたパーソナルサポート、セミナーなどを開催し、日々活動を広げている。2019年「親もビックリ魔法の子育て術!「ぺたほめ」』(マガジンランド)を刊行。オフィシャルブログhttps://ameblo.jp/petahome/