<30歳から英語を学び直し>通訳・翻訳者になったママが伝授「挫折しないコツ」「おすすめ英語教材」

本気で英語に再チャレンジ! 子育てしながら英語を学び直しする方法 #3

テストで英語の実力をつけよう!

「英語を単に勉強するだけで、英検やTOEICなどのテストを受けない方がいますが、テストには受けるメリットがあります。

テストを受けるメリット

① 今現在の自分の英語レベルがわかる
② 少しずつでも成績が上がると、学習のモチベーション維持になる
③ 英語の実力がつく
④ 就職を考えているなら有利になる

英語の勉強時間は裏切りません。やっただけ自分のものになっていきますが、テストを受けることでさらに定着が図れます」(神本さん)

英語を仕事にした神本さんは、特に英語を使った仕事をしたいならテストは受けたほうがいいと話します。もし同じ条件の候補者が2人いたとしたら、採用担当者は英検やTOEICといった資格を持っているほうを選びます。

また、英検やTOEICの試験対策教材は、ほとんどがスクリプトも音声もついているのでレベルアップにはもってこいの学習素材です。毎日、少しずつでも取り組めば、試験対策をしつつ英語のレベルアップがかないます。

テストを受けることで、知識の定着と自分のレベルがわかります。 写真:アフロ

子どもの英語教育をするにあたって親も英語力が欲しい、学生時代に好きだった英語にもう一度チャレンジしたい、仕事に活かしたいなど、学び直しの理由はさまざまです。

また、神本さんのように通訳者や翻訳者といったハイレベル域ではなく、日常会話程度の英語を習得したいというように、獲得したいレベルも違います。

どこまで勉強するかには個人差がありますが、ママが何かを学ぶことは本人はもちろん、家族にもいい影響を与えるはずです。特に子どもはママが頑張っている姿を見て、英語に興味を持ったり、学ぶ意欲を高めたりするでしょう。

学ぶ時間がないと最初から諦めるのではなく、これをきっかけに一歩踏み出してみると、これからの生活がガラリと変わるかもしれません。

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神本亜紀(かんもと あき)
通訳者、翻訳家
大学で心理学を専攻しカウンセラーを志すも、学生時代に夫と出会い、卒業後に結婚・出産。英語は大嫌いだったものの、子育て中に出会った英語教育に熱心なママ友や、勤め先からの勧め、我が子の英語教育を前にして親もある程度の英語力がないとダメだと自覚したことで、2人目の子どもを出産後、30歳から英語を真剣に学び直しし始める。現在は社内通翻訳者として勤務するかたわら、フリーランス通訳者として各種国際イベントなどで活躍。英検1級までは約5年、TOEIC990点(満点)は約13年かけて到達。英語はいまでも毎日、アップデート中。


取材・文/梶原知恵

『子育てしながら英語を学び直しする方法』の連載は、全3回。
第1回を読む。
第2回を読む。
※公開日までリンク無効

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かじわら ちえ

梶原 知恵

KAJIWARA CHIE
企画・編集・ライター

大学で児童文学を学ぶ。出版・広告・WEB制作の総合編集プロダクション、金融経済メディア、外資系IT企業のパートナー会社勤務を経て現在に。そのなかで書籍、雑誌、企業誌、フリーペーパー、Webコンテンツといった、さまざまな媒体を経験する。 現在は育児・教育からエンタメ、医療、料理、冠婚葬祭、金融、ITシステム情報まで、各媒体の企画・編集・執筆をワンストップで手がけている。趣味は観劇。特技は長唄。着付け師でもある。

大学で児童文学を学ぶ。出版・広告・WEB制作の総合編集プロダクション、金融経済メディア、外資系IT企業のパートナー会社勤務を経て現在に。そのなかで書籍、雑誌、企業誌、フリーペーパー、Webコンテンツといった、さまざまな媒体を経験する。 現在は育児・教育からエンタメ、医療、料理、冠婚葬祭、金融、ITシステム情報まで、各媒体の企画・編集・執筆をワンストップで手がけている。趣味は観劇。特技は長唄。着付け師でもある。