【中学受験】24年終了組の親が本番当日にやらかした「失敗談」&「リアルタイムスケジュール」大公開〔受験伴走完走・教育ママライター〕
教育ジャーナリスト・佐野倫子さんに聞く、中学受験本番当日【後編】~当日の失敗とリアルなタイムスケジュール編~
2025.01.02
教育ジャーナリスト:佐野 倫子
「当日前夜、まったく眠れなかったのはむしろ母でした。生理も重なり、緊張と寝不足でまさかの貧血に。立っていられず、電車を降りて、夫に電話をするもつながらず、息子は一人で学校までいくことに。事前に模試などで現地を下見していたのが救いで、彼は一人でたどりつくことができました」(2024年終了保護者)
「入試を終え、学校に迎えに行くとものすごく怒っている娘。出来が悪かったのかと血の気が引く思いで話をきくと、上履きが入っていなかったとのこと。1日スリッパで過ごして、とても肩身が狭かったというのです。
これは募集要項を管理していた私の完全なミス。平謝りでした。また娘の友人は、出発直前に荷物を出して確認したことで時計を落としてしまい、本番10分前に筆箱に入っていないことに気づいたそうです。出発前に点検するよりも、前夜に完璧にしていくつもりで準備したほうがいいと思います」(2024年終了保護者)
「面接がある学校なので、11月に服を用意し、願書の写真もその服装で撮影。下旬にはそれを着て模試も受験し、準備万端。それですっかり服のことは頭から消えて、迎えた当日。冬期講習と正月特訓で缶詰+直前期に学校に行かず家で勉強をしていたためか、なんと服がぴちぴちに! 特にスラックスが入らず、急遽ホックをゆるめて、父親のベルトでなんとか落ちないように締める、という荒業にでました。せめて数日前にもう一度着てみるべきでした……。油断は禁物です」(2024年終了保護者)
今でこそ笑い話かもしれませんが、当日に起こるとこれは相当のインパクト! 準備は入念に、しかし何が起こるかはわかりません。家族とすぐに連絡が取れるようにしておく、現金を余計に持っておく、スマホは忘れない、などには特に注意しましょう。
余談ですが、受験票や筆記用具は忘れても学校が貸してくれることも多いようです。遅刻してしまうくらいならばコンビニで買えるものは買って、そのまま行ったほうがベターかもしれません。