エコバッグ コンセント… 和製英語に気をつけて【学校でも塾でも習わない ワザあり英語】

「英語でなんて言うの?」 知ってて差がつく“通訳者ママ“の「最新」英語表現【連載】第2回

通訳者・翻訳家:神本 亜紀

イラスト:やまざきりすけ

「あの日本語、英語ではどう表現する?」「ネイティブに流行っている言葉は?」など、学校でも塾でも習わない英語表現や英単語を、30歳・第2子出産後に英語を学び直しして通訳者・翻訳家になった神本亜紀さんが紹介。

連載第2回は、日本人の間ではよく使われているけれど、実はネイティブには通じない和製英語を紹介します。

和製英語には、ネイティブにとんでもない印象を与えるものも

ネイティブに通じない和製英語はどれだ?

(1)エコバッグ
(2)コンセント
(3)ノートパソコン

和製英語はその名のとおり、日本で作られた英語っぽい言葉のこと。

英語の単語をつなぎ合わせるなどしてそれらしく作った言葉なので、日本人には英単語に思われているものがたくさんありますが、残念ながらそれらはネイティブには通じません。

では、問題の答えはというと……実はどれも和製英語。

海外ドラマのセリフに聞き耳を立てていると、本来の英語である次のような表現が使われているのでチェックしてみてください。

鳥居の色は何色?

日本と海外の言葉の違いも面白いものですが、色の感覚の違いも面白いものです。

日本と海外の色感覚の違い

・鳥居の色
日本人にとって神社の鳥居は朱色(赤系)ですが、多くのアメリカ人にとってはオレンジ色です。

〈That red gate is called a torii.(あの朱色の門は鳥居といいます)〉と説明しても、〈I can only see an orange gate.(オレンジの門しかないけど)〉なんていわれることがあります。

車などの生産工場では、不具合品を入れる朱色の箱を日本では「赤箱」と呼ぶ一方、英語圏ではOrange boxと表現されています。

認識の違いを覚えておくと、どこかで役に立つかもしれません。

かつてはかなりの“英語音痴”……第2子出産後の30歳から英語を学び直し、現在は通訳者・翻訳家として活躍する神本亜紀(かんもと あき)さんの「英語勉強法」を解説した記事はこちら

かんもと あき

神本 亜紀

通訳者・翻訳家

大学で心理学を専攻しカウンセラーを志すも、学生時代に夫と出会い、卒業後に結婚・出産。英語は大嫌いだったものの、子育て中に出会った英語教育に熱心なママ友や、勤め先からの勧め、我が子の英語教育を前にして親もある程度の英語力がないとダメだと自覚したことで、2人目の子どもを出産後、30歳から英語を真剣に学び直しし始める。 現在は社内通翻訳として勤務するかたわら、フリーランス通訳として各種国際イベントなどで活躍。英検1級までは約5年、TOEIC990点(満点)は約13年かけて到達。英語はいまでも毎日、アップデート中。 ・note(ブログ) https://note.com/englishpuppy/

大学で心理学を専攻しカウンセラーを志すも、学生時代に夫と出会い、卒業後に結婚・出産。英語は大嫌いだったものの、子育て中に出会った英語教育に熱心なママ友や、勤め先からの勧め、我が子の英語教育を前にして親もある程度の英語力がないとダメだと自覚したことで、2人目の子どもを出産後、30歳から英語を真剣に学び直しし始める。 現在は社内通翻訳として勤務するかたわら、フリーランス通訳として各種国際イベントなどで活躍。英検1級までは約5年、TOEIC990点(満点)は約13年かけて到達。英語はいまでも毎日、アップデート中。 ・note(ブログ) https://note.com/englishpuppy/