絵本作家たかおゆうこが「ガチすぎる石ハンター」ぶりを公開! 集まった大人が全員“石の人”になったお茶会に潜入レポート

絵本『たびするこいし』刊行を祝して特別企画を開催 (2/3) 1ページ目に戻る

ライター:山口 真央

「美しい海岸で取り憑かれたように石をひろいました」

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たかお:白馬ではもう一つ、素敵な出会いがありました。海外にあるようなおしゃれなケーキ屋さんの店先にポツンとあった、模様のついた白い石。私にはうさぎが瓶に閉じ込められているようにしか見えなくて、完全に惹かれてしまいました。ケーキを買ってその日は帰ったけれど、石のことが忘れられず、もう一度ケーキを買いに行ったんです。

女性のオーナーがいらっしゃったので「この石を見たくて来ました」と話したら「あんた、これ好きなのかい?」に。と。「そうなんです」と答えたら「じゃあ、やるよ。好きだと言われたら、あげなくちゃね」とおっしゃって、なんと石を譲ってくださったんです!

その石を拾った場所と教えてもらったのが、新潟県にある糸魚川の海岸です。関東育ちでグレーの浜しか知らない私は、綺麗な石がたくさん落ちてる海岸を見て、取り憑かれたように石拾いに熱中しました。

長岡:あのときのたかおさんは、本当に凄かった! 電話をすると石の話しかしなかったです(笑)。でも実際にたかおさんが拾ってきた石を触ってみたり、たかおさんのお話を聞いたりするうちに、私にもときめきが波及してどんどん絵本づくりが楽しくなっていました。

たかお:『たびするこいし』には、そのときに拾った石をたくさん描いています。ほかにも岡山や青森にも石を探しにいきました。ではこれから、その石を皆さんに見てもらいましょう。

セクション2:たかおさんがひろった石を鑑賞しよう

たかお:糸魚川は翡翠が落ちている場所として有名ですが、翡翠に間違われやすい色と形をしているからきつね石という名前がついた石がこちらです。水に沈めると色がくっきりと浮かび上がって、私には森が現れたように見えるんですよ。『たびするこいし』の表紙にも使われている石です。
ずらっと並べられた、たかおさんの石コレクション。ほとんどの石が『たびするこいし』に描かれています。
たかお軟玉は、触り心地が抜群! すべすべで気持ちよくて、触っているとストレスが解消されます。実際に触ってみてくださいね。

デンデライトは、草のような模様が入っている石のこと。ひびに二酸化珪素やマンガン、鉄などが結晶化してこういう模様になるそうです。この草の模様には、ハマる人が多いそうですよ。

不思議な模様が小舟が海に浮かんでいるように見える石もあります。しゃぼんしゃぼんと、波に打たれているみたい。ムーミンのお話に登場する舟を思い出す、かわいい石です。

街がある石は、岡山で出会いました。この石をじっと見ていると、中に街があるように感じられるんです。『たびするこいし』ではその街の様子を描いています。

この黒くて丸い石は、私が「宇宙のもと」だと思った石です。黒曜石の一種で、光を当てて石を覗くと目の前に宇宙が現れます。黒曜石には透けるものと、透けないものがあるそうです。

たかおさんが石を集めているうちに、地球の歴史に思いを馳せたワケとは?

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