子どもに「興味を持つシチュエーション」をたくさん作る

このように、お金の英才教育と呼べるものはしていないんですが、子どもがお金に興味を持ちやすい環境をつくっておくということはしています。

僕は自分が出ているニュース番組やラジオ番組をリビングでBGM的に流してることがあります。すると、子どもは親が出ているということで興味を持って聞いてるんです。

もちろん強制はしません。あくまでBGM。そして、子どもは内容を理解していません。

自分が家で仕事するときは、他の方がしゃべってるニュース系のラジオを流しています。

子どもにしたら、難しい用語が出てきて内容がわからなくても、言葉は自然と耳に入ってくる。たまに質問されたりすると、説明してあげる。そういった会話から、お金に関するコミュニケーションも増えてきますよね。

子どもには、自然と興味を持つようなシチュエーションをたくさんつくってあげるほうがいいんです。

ちょっとコンビニで買い物したりするときでも、例えばPayPayで買ってみて、それでもらったポイントでポイント投資の話をしたりとか、敢えてクレジットカードを使って会計している場面を子どもに見せてみるんです。

子どもからしたら、カード1枚で商品を買えるわけですから「魔法」みたいに思えるんですね。

「クレジットカードって何?」と聞かれたら、「これは後払いさせてもらう仕組みだよ」と説明する。でもこれを使うためには与信っていうものがあって、要はこの人に使わせて大丈夫かどうかって審査に通らないと、そもそもカードもつくれないんだよ、と。

でも、子どもに期待しすぎないことが大事です。シチュエーションを用意したからといって、親の思惑通りに興味を持つ子どもなんてほとんどいません。たとえ興味を持たなくても、興味を持ったらラッキー! ぐらいに思って続けましょう。

親のそういうマインドセット、大事です。真面目な親ほど、子どもに期待もするし、強制もしてしまいがちですから。子どもは遊びたいのに、お金の勉強を親が強制したら、逆にお金のことを嫌いになっちゃいますよね。

あくまで、興味をもったタイミングで全力で応援するのがポイントなんです。

僕自身のことを振り返ってみると、父親からお金の英才教育をされたことはないし、強制も一切されませんでした。でも、今思うと、自然とお金のことに興味を持っちゃうような環境にいたんですよ(笑)。

次回は、そのお話をしようと思います。

森永 康平(もりなが・こうへい)
株式会社マネネ代表取締役社長CEO。証券会社や運用会社にてアナリスト、エコノミストとしてリサーチ業務に従事した後、複数金融機関にて外国株式事業やラップ運用事業を立ち上げる。業務範囲は海外に広がり、インドネシア、台湾、マレーシアなどアジア各国にて新規事業の立ち上げや法人設立を経験し、各法人のCEOおよび取締役を歴任。現在は法律事務所の顧問や、複数のベンチャー企業のCFOも兼任している。

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もりなが こうへい

森永 康平

Kohei Morinaga
経済アナリスト

株式会社マネネ代表取締役社長CEO。証券会社や運用会社にてアナリスト、エコノミストとしてリサーチ業務に従事した後、複数金融機関にて外国...

ならおか あまね

奈良岡 周

編集者&ライター

編集者&ライター。出版社にて雑誌(女性ファッション誌、情報誌、週刊誌)、書籍(実用、人文、エンタメ、文芸、漫画など)の編集を経...

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