学校にあらわれるおばけたち…怪談ブームの最前線「おばけずかん」

「おばけずかん 」シリーズ 学校編

昔話の怪談をはじめ、「トイレの花子さん」や「口さけ女」など、脈々と語り継がれる妖怪・おばけ・都市伝説……いつの時代も、子どもたちは「怖い話」が大好きです。

現代でも、児童書の売れ筋には「怪談」ジャンルの作品が欠かさずあり、エンタメでも『ゲゲゲの鬼太郎』『学校の怪談』『妖怪ウォッチ』など、各世代で「怪談・妖怪・ホラー」ものがヒットしてきました。

こうした流れの中、令和時代の怪談ブーム・最前線で子どもたちから支持を得ているのが「おばけずかん」シリーズです。

累計130万部を突破、テレビアニメ化もされ、学校図書館では「人気すぎて借りられない!」という声も上がるほど。

また、2022年には「おばけずかん 」を原作とした実写映画「GHOSTBOOK おばけずかん」も公開を予定しています。(2022年7月22日(金)全国東宝系公開。【出演】城桧吏、柴崎楓雅、サニーマックレンドン、吉村文香、神木隆之介、新垣結衣。【監督・脚本・VFX・ストーリー原案・キャラクターデザイン】山崎 貴「ALWAYS 三丁目の夕日」「DESTINY 鎌倉ものがたり」)

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◆「おばけずかん」人気のワケは?
面白くて現代的な「創作おばけ」が次々と登場するのが「おばけずかん」の大きな魅力。また、単なる「怖い話」で終わらず「対処法」まで教えてくれるのも特徴です。

怖い話が苦手でも、この本さえ読めば「だいじょうぶ」なのが、多くの子どもたちに支持される理由の一つです。

学校に登場するおばけたち

「おばけずかん」シリーズは、たのしいおばけが登場する「図鑑」という名の童話。

それぞれのおばけが、どんなふうに怖いのか。怖い目にあわないためには、どうしたら「だいじょうぶ」なのかを、ユーモラスな短いお話仕立てで紹介しています。

ここでは、『がっこうのおばけずかん』のおばけたちを紹介。おなじみのおばけから、めずらしいおばけまで、さまざまなおばけが登場します。

こうていのにのみやきんじろう:夜中に動き出す二宮金次郎像が、校庭を走り回っている。お願いすれば一緒に走ってくれるので、マラソン大会の練習にどうぞ。
おんがくしつのベートーベン:朝早く音楽室に行くと、肖像画からぬけだしたベートーベンが演奏をしている。一曲終わると戻っていくので、もっと聴きたい場合は、「ブンダバー!」(「すばらしい」という意味のドイツ語)といえばアンコールしてくれる。
ゆうれいアナウンサー:給食の校内放送でとつぜん怖い話がはじまったら、それはゆうれいアナウンサーのしわざ。放送が終わると口だけのおばけが飛び出してくるので注意。生徒からは、いがいと人気。
みつめの六ねんせい:卒業しないでずっと6年生のままの生徒。ポイすてをすると現れて、学校中のゴミがなくなるまで掃除をさせられるぞ。ゴミはゴミ箱にすてようね。
まぼろしうんどうかい:夜中の学校で開かれるおばけと先生たちの運動会。じつは、学校が大好きな先生たちの魂をおばけが連れてきている。先生たちと同じくらい学校が好きなら、君も呼ばれるかも?
れんぞくこうちょうせんせい:校長室から何度も同じ顔の校長先生が出てくる。ずっと見ていると怒られてしまうので、さっさと教室に帰ろう。
トイレのはなこさん:学校のトイレを使っていると、ノックしてくる女の子。知らんぷりしていると、閉じ込められて日がくれるまで、いっしょに遊ばないといけなくなる。

がっこうのおばけずかん

がっこうのおばけずかん

怖いけどおもしろい、「図鑑」という名の童話、「おばけずかん」シリーズ。『がっこうのおばけずかん』には、「おんがくしつのベートーベン」「トイレのはなこさん」などが登場するよ。
毎日通っている学校にもこわ~いおばけはいっぱいいるけど、このお話を読めば、だいじょうぶ!

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こわいけどおもしろい! 110万部突破の童話シリーズ「おばけずかん 」
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