脱ランドセル派が狙う「新リュック型」 “軽い、丈夫、安い”の最新技術
最旬!ラン活2023〜#4 脱ランドセル派のリュック型通学鞄編〜
さらに、あらかじめ家族で話し合い、決めておきたいのが「旅行(帰省)を中止するとき」の条件だと言います。
コロナ禍になってからよく見かけるようになった「高熱など体調不良があるときは、参加をお控えください」というメッセージ。
これが“言うは易し、行うは難し”の典型で、自分のこととなると「大したことではない」「これぐらいなら大丈夫」と判断を誤りやすくなりがちです。
「今回のBA.5は発熱と咳、のどの痛みの症状が多く見られ、夏風邪とよく似ています。『エアコンをつけっぱなしで寝ていたから調子が悪い』と言っていた人が実は、新型コロナ陽性だったというケースが後を絶ちません。
お金や時間をかけて、ようやく実家に着くというタイミングで、子どもたち、あるいは自分たちに微熱があるとわかったとき、引き返すのは想像以上に大変なことです。家族の誰かひとりでも反対する人がいれば、気持ちは揺れるし、根拠のない『きっと大丈夫だよ』という発言にすがりたくなります。
でもその結果、一家全員が感染し、高齢の祖父母を命の危険にさらす可能性もあります。災害時もそうですが、危機的状況に直面してから考えようと思っても、パニックになって考えられないものです。
『熱が37.5℃以上あったら、水分をとったうえで再度検温。それでも変わらない場合は、旅行(帰省)をとりやめて帰宅する』など、あらかじめ家族でルールを決めておきましょう。
このとき、親が一方的に決めるのではなく、子どもたちもまじえてみんなで話し合い、“我が家のルール”とすることも大切です」
辻 直美(つじ・なおみ)
国際災害レスキューナース。まぁるい抱っこマイスター一般社団法人「育母塾」代表理事。1991年から看護師として、災害レスキューナースとしては1995年から活動。現在はフリーのナースとして、講演活動や防災教育のほか、子育てに悩むママをサポートする「育母塾」の代表としても活躍し、母親たちから絶大な支持を得る。著書多数。
取材・文/島影真奈美
編集・ライター。仕事の傍ら、大学院に進学し、「老年学」を学び始めた矢先に、夫の両親の認知症が立て続けに発覚。現在も仕事×研究×介護の三...
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