子どもの「はじめての給食」が心配! 先輩ママが乗り越えた方法と考え方

「好き嫌いが多い」「食べきれる?」不安なママたちの対処法

コクリコラボ

入園・入学のタイミングで、はじめて給食を食べることになるお子さんをもつママの中には、

「好き嫌いが多いから、ちゃんと食べられないのでは」
「少食な我が子への理解があるか心配」

といった不安を抱えている人もいるのではないでしょうか。

今回のコクリコラボでは、「給食にまつわるモヤモヤ体験」についてのアンケートを実施。先輩ママが経験したモヤモヤエピソードや、乗り越える工夫について、ママたちからたくさんの声が寄せられました。

「新学期の壁」についてのアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者を対象に2022年2月15日〜2022年2月24日
インターネット上で実施。有効回答数は108件
※アンケート回答の原文をそのまま記載しています(一部抜粋・明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

給食について心配しているママは4割弱

「新学期の壁」についてのアンケート

給食に関する心配が「ある」と回答したママは、全体の36.1%にあたる39人。

給食についての悩みを抱えているママは意外と少ない、という結果になりました。

「ない」派のママからは、

・娘は幼稚園で好き嫌いが激しく小学校入学時に心配でしたが、小学校の給食でかなりたくさんのものを食べられるようになったので、下の子についてはあまり心配していません。

・息子は好き嫌いがたくさんありますが、最初は食べられないものが多くてもいいと考えているので悩んでいません。「いずれ食べられるようになるだろう」と気楽に考えています。


などといった意見が。

「悩みや心配がない=子どもが何でも食べられる」というわけではなく、きょうだいのいる・いないや、とらえ方の違いであることが多いようです。

ママたちのモヤモヤエピソードと試した解決策

続いて、実際にママたちが経験した「給食に関するモヤモヤ」に関するエピソードと、実際に試した「解決するためのアイデア」をご紹介します。

好き嫌いが多い・苦手なものがある

・家では絶対食べないような野菜のメニューが出るのですが、完食したくて無理をするようで、給食が嫌! と登園拒否する時期がありました。

・とにかく野菜が食べられない息子、嫌いなおかずをハンカチに包んで隠して持って帰ってきたり、ポケットに野菜が入っていたりしました。

・牛乳が苦手ですが、先生に全部飲めと言われたようです。期待にこたえたい一心で頑張って飲んでいたようですが、本人は大変だったと思います。


同じ「好き嫌いが多い」という状況でも、子どもたちの反応は上記のようにさまざま。登園拒否、こっそり持ち帰る、無理に飲む(食べる)……成長の過程とはいえ、見守るママとしてはつらいものがあるかもしれません。

食べるのが遅い

・時間がかかるタイプなので、15〜20分で規定量を食べ終わるためにかなり頑張っている様子。

・嫌いなものをいつまでも噛んでいると先生に言われた


自宅での食事とは違い、給食を食べる時間は決められています。そのため、食べるのが遅い子は苦痛を感じることもあるようです。

少食

・とても少食だったので、最初は給食がとてもつらかった。先生がつきっきりで見守ってくれることもなかったので、乗り越えるのが大変だった。

・とても少食だった。担任の先生から、苦手なものは一口食べればいいよと言われていたので問題なかったが、進級後の新しい担任の先生からは「たくさん食べなさい」と言われたようで、子どもが少し追いつめられた。


アンケート・座談会ともに多く挙がったのが、「子どもの少食」にまつわるモヤモヤ。「たくさん食べる=いいこと」という雰囲気があると、本人はつらいですよね。

ママたちが実際に試した解決策・工夫

モヤモヤに対するママたちの対処方法は、「先生に伝える」「無理に食べさせない」「量を減らす」の3つにほぼ集約されました。

・先生に連絡帳で最初に給食のことを伝え、先生と子どもで話し合ってくれた。食べる前に減らしていいよと全体に声をかけてくれて、減らしやすい雰囲気を作ってくれたり自分から伝えやすいようにしてくれた。

・どうしても苦手なものは、学校に伝えて無理に食べさせないようにしてもらう。


親から学校に伝えることで、先生がうまく対応してくれて解決した……というママがたくさんいました。

・食べるペースは人それぞれなので、体の成長を待ちたいと思います。

・一食くらい食べなくても死なない、と思うことにしました。


食べられない、食べきれない……という状況を無理に解決しようとせず、受け入れて無理に食べさせないというママも。

・量を少なくしてもらう 

・ちょっと今日の給食の量は多いな、と感じたら最初の時点で量を減らしてもらおう!となりました。

少食で悩んでいるのなら、はじめから量を減らしてもらうのも一手のようです。

子どもたちに聞いてみた! 好きな給食のメニューはなに?

「新学期の壁」についてのアンケート

今回は、ママだけでなく子どもたちにも、給食についてのアンケートに回答してもらいました!

「好きな給食のメニュー」の映えある1位に輝いたのはカレー! 2位のあげパンも、昔から変わらない不動の人気メニューですね。

あなたのお子さんの「好きな給食のメニューTOP5」はなにか知っていますか? ぜひ質問して、一緒に盛り上がってみてください。

「給食で嫌いなものがでたときや、食べきれなかったときはどうしましたか?」という問いへの回答は、

・残したけど、周りの人から何か言われないか気になった。

・せっかく作ってくれた給食を残したくないから我慢して食べる。

・最後まで頑張って、食べられないときは残す。次は頑張るぞ、と思います。

・嫌いなものない、おかわりするほどたべる


などなど、お子さんによっていろいろ。素直でシンプルな回答に、心があたたまります。

不安点には具体的な対応を! とらえ方を変えてみるのも一案

今回寄せられたママたちの回答を読んで、給食についての心配や不安な点がある場合は、なにか具体的な対策をとることで改善される確率が高いと感じました。

食についての悩みは、種類も程度も、人によって千差万別。「こんな些細なことで……」と躊躇する必要はありません。先輩ママたちのように、先生に相談するなり、量を減らしてもらうなり、行動を起こしてみましょう。

また、「無理に食べさせなくても大丈夫」ととらえ方を変えてみれば、ママの肩の荷がおりてホッとするかもしれません。

こくりこらぼ

コクリコラボ

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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