子どもの好き嫌いに悩んだときに読みたい、たべものに興味を持てる絵本って?

【 絵本でお悩み解決!?】 テーマ10「たべもの絵本」

げんき編集部

研究テーマ10「たべもの絵本」
:食べものをキャラクターにした絵本はたくさんあるけれど、私的にピカイチに渋くて格好いいのがこの 『ねぎぼうずのあさたろう』!

必殺技は、ねぎ汁ぴゅーっ!『ねぎぼうずのあさたろう その1』

作:飯野和好 福音館書店
:畑育ちのヒーロー、かっこいいなあ。浪曲節のおはなしも、声に出して読んでいるだけで楽しいよ。

:ねぎってこんなふうに生えているんですね。あさたろうさん、好きです!

:なにか一つでも好きになることが、食べ物に興味を持つ第一歩だよ。さて、つづいてはとっておき……

:わぁ!

こんなパンのミミと友だちになりたい!『パンの ミミたろう』

作:及川賢治、竹内繭子 学研プラス
:ミ・ミ・ミミたろうがかわいすぎる……友だちになりたいです! ちょっとパサッとしていて苦手なパンの耳も、かわいく思えてきました……ん? わ~、空からなんか降ってきた!これ、何でしょう?

『そらから ぼふ~ん』…これ、食べる? 食べない?

作:高畠那生 くもん出版
D:ほかほかふわふわの、巨大なホットケーキが飛来! 中に入ってみる?

:わ~、やわらかくて、あったかそうで……このホットケーキ、生きているみたいですねえ。

:たしかに。……生きているって、あったかいよね。食べ物もみんな、あったかい「いのち」からできている。そんないのちを食べる重みがずっしりつまった絵本が『カボチャありがとう』。

だれかを食べて生きてゆく『カボチャありがとう』

作:木葉井悦子 架空社
架空社(HPなし) | Amazonで購入>
:カボチャ……。ずっしりとした命のパワーが、大迫力の絵からずっしり伝わります。「いただきます」「ごちそうさま」。食べるときの何気ない言葉にも、「ありがとう」の実感を込めたいですね。

:そうだねえ。いろんな食べ物が、私たちの心とからだをつくってくれている。ありがたいといえば、こんなおはなしも。

食べものの価値は同じじゃない? 落語絵本『千両みかん』

文・絵:野村たかあき 監修:柳家小三治 教育画劇
:どうしてもみかんが食べたい若旦那。でも季節は6月! 旬じゃないみかんは1個、千両!?……千両って、いくら?

:約1億円だよ……!

:え~! ただのみかんなのに!?

:どんな食べ物にも旬がある。季節によっても人によっても、食べ物の価値は全然違う!

:はあ~、なんだか奥が深いですねえ。

:ねえ。
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