【研究テーマ 01】子どもが寝てくれません。どうしたらいいですか?
Dr.オゥノー(以下:D):「子どもが寝ない……ママ眠い……ぐっすり眠れる絵本を教えて…」なるほど、大変なお悩みだね。では、こんな絵本はどうだろうなあ。
めくって楽しい、しかけ絵本『かぜビューン』!
D:いいからめくりつづけてごらん……だんだん疲れてこない? 疲れたら、眠くなる。大人も子どもも繰り返しからだを動かすから、適度に疲れて、気持ちよく寝られるかもしれないよ。
ポ:……そうか。おやすみ前って静かな絵本のイメージでしたけど、体を動かして、まず発散させる。そうしたら、自然と眠りに入りやすくなりますね。
D:うんうん。しかし残念ながら、「これを読めば絶対眠れる」という特効薬のような絵本はないと思うんだ。たしかに、この絵本を読むと、いかに寝かしつけが大変なのかわかるんだけどね……
寝かしつけって本当に大変……眠たいママに共感しちゃう『もっかい!』
D:そうだね。信頼できる大人が子どものそばにいれば、最大の安心は守られているからねえ。まあ、この絵本に出てくる子のように、自分で目をつぶって夢か現かの世界に行ってくれたら、理想的かもしれないよね。
妄想の世界へ出発! 思わず自分から目をつぶりたくなる絵本『ねるじかん』
D:おもちゃや昼間目にするポスト、毎日いろんな「気になるもの」に出会う子どもたち。この絵本をきっかけに、それらを自分なりに組み立てて、想像しながら楽しく眠ってくれるようになるかもしれないよ。
ポ:大人は早く静かに眠ってほしいものだけど、子どもにとって、夜はちょっと不思議な冒険のにおいのする時間でもありますもんね。絵本でたくさん妄想して、寝る時間を嫌な時間でなく、少しでも楽しみに変えられるといいですね。