生後3ヵ月の子どもを絵本に夢中にさせるコツは「音」! 孫に読み聞かせる絵本を専門家が推薦
孫4人と楽しむ絵本の魅力を綴る「ばあばのまごまご絵本日記」#4
2024.02.28
絵本コーディネーター:こが ようこ
今回紹介するのは、生後3ヵ月の子を引きつけた「語りかけ絵本ひよこ」です。
ドロドロうどんとチョコレート
ぷっぷくんにお昼をあげて、ぺっぺくんは寝ていたので、おうどんでも作ってわたしたちも食べようということに。ところが、「できたよー」というところで、ぺっぺくんが起きだした。次女はぺっぺくんにおっぱいをあげて、仕切り直し。食べようとしたら今度はぷっぷくんがグズグズしだした。どっちかが泣いたり、ウンチがでたり。そんなこんなが繰り返されましたねえ。ご想像どおりです。
次女はその間に、「人に作ってもらったご飯はおいしいなあ」と、冷めたおうどんをうれしそうにすすっています。
でもわたしはとにかく熱々が食べたいのである。熱々が今のわたしにとってのご馳走なのであーる。もうばあばは、たくさんはいらないから、熱々の出来たてが食べたい毎日。そこで、火を入れては火を止めてを繰り返し、最終的には長女が帰ってきてからグデグデどろどろの、熱々うどんを食べたのでした。
娘たちにとっては、冷めた食事なんて当たり前なんだろうな。これがママの日常。ママってエライね。そんなことを考えながら、おみやげのチョコレートをぷっぷくんにみつからないよう、台所で立ったまま食べました。
0歳児が反応した「語りかけ絵本ひよこ」の音
「語りかけ絵本ひよこ」にも反応してくれました。ひよこが3つのたまごのどれかから、「ピヨッ!」と出てくる繰り返し絵本。
ちょっと高めの声で、「ピヨッ!」と読みます。じーっと絵本を見つめます。ページをめくっては、「ピヨッ!」。
乳幼児はオノマトペが好きですね。「ぴ」という破裂音もわかりやすいみたいです。
最後にひよこがいっぱい出てくるページは、目をゆっくり動かしてじーっと見ていました。どんな世界が映っていたのかな。
オノマトペがきもちいい! 熱々のできたてがおいしそう『ぴちぱち さくさく』
「ぐつぐつ ことこと」「ぴろろぴろー」「ほくほく にぎ にぎ ぎゅっぎゅっ」……ね、何の音か、作ることのうれしさや、手に込めた愛情までよーく伝わってくるでしょう?
この絵本、実はまだ孫たちと読んだことがないの。どんな反応か今から楽しみ。
げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
こが ようこ
作家。絵本コーディネーター。30年以上にわたり、さまざまな場所でおはなしを届ける活動を続ける。絵本作品に『ぺこぺこ ペコリン』(絵・くさかみなこ/講談社)、『どーこかな?』『なんのおと?』(瑞雲舎)、『いやいやいちご』(絵・たかおゆうこ/教育画書)、『おなかのなかのあかちゃんへ』(絵・くのまり/岩崎書店)、「語りかけ絵本」シリーズ(大日本図書)、「わらべうたでひろがるあかちゃん絵本」シリーズ(絵・降矢なな/童心社)などがある。げんきで「こころを育てる絵本1・2の3」を連載。
作家。絵本コーディネーター。30年以上にわたり、さまざまな場所でおはなしを届ける活動を続ける。絵本作品に『ぺこぺこ ペコリン』(絵・くさかみなこ/講談社)、『どーこかな?』『なんのおと?』(瑞雲舎)、『いやいやいちご』(絵・たかおゆうこ/教育画書)、『おなかのなかのあかちゃんへ』(絵・くのまり/岩崎書店)、「語りかけ絵本」シリーズ(大日本図書)、「わらべうたでひろがるあかちゃん絵本」シリーズ(絵・降矢なな/童心社)などがある。げんきで「こころを育てる絵本1・2の3」を連載。