【孫と読む絵本】専門家が推薦! みんなで大笑いの絵本「はんぶんタヌキ」

孫4人と楽しむ絵本の魅力を綴る「ばあばのまごまご絵本日記」#1

絵本コーディネーター:こが ようこ

作家であり、絵本コーディネーターのこがようこさんは、30年以上にわたり、さまざまな場所で絵本の面白さを届ける活動を続けています。そんなこがさんは、4人のお孫さんの「ばあば」。お孫さんといっしょに絵本を楽しみながら遊び、成長を見守るこがさんの日常を綴ったエッセイが連載スタート!

長年愛され続ける名作や、新しい話題の絵本まで、いろいろな絵本が登場。ぜひ絵本選びのヒントにしてみてください♪

孫と読む絵本が楽しい!

二人の娘がおかあさんになって、わたしに孫が!? わたしがばあばに!?

さらに毎年孫は増え、気づけば4人の孫のばあばになっちゃっていました。

いやホントにね、あっという間の出来事なんですよ。 

でね、長女と次女の子どもたち、計4人の孫と絵本を読むのが、今とーっても楽しいの。家に遊びに来たときも読むし、貸し出しもしています。『ぱぴぷぺぽん文庫』っていう名前。

思い返せば娘たちが小さかったとき、毎晩絵本を読んでいました。子どもと読む絵本がただただおもしろかったから。へえ、こんなこと言うんだぁって。わたしが気づかない発見もいっぱい。お互い対等な関係で、一緒に始めた趣味みたいな感じだった。

わたしは今もそれらの絵本を開くだけで、においや感触まで甦ります。歯形がついた絵本なんて、もう宝物!

というわけで、今度は孫と絵本を読んでみる!

古くならない楽しさ「はんぶんタヌキ」

「はんぶんタヌキ」(1988年)
作:長新太/定価 1430円(税込み)/こぐま社
先日楽しんだ絵本は、『はんぶんタヌキ』(こぐま社)。子どものころ、娘たちも大好きだった絵本です。

タヌキが、トラックや女の子……恐竜。いろいろ化けるのだけど、体半分だけタヌキのままというナンセンス絵本。「タヌキが これから ばけますよ ばけますよ」「あらあら はんぶん タヌキです タヌキです」という繰り返しがツボを刺激するみたい。

初めは「キョトン」としていた、孫のぱっぱちゃん(4歳)と、ぴっぴくん(2歳)が、二人揃って途中から大笑い。年齢差がある二人がいっしょに笑ってくれる絵本だなんて、わたしもうれしくて、「もう1回」のリクエストに何度も応えちゃいました。

絵本は古くならないのね。娘たちも孫たちも大喜びの長新太さんの絵本です。
読み聞かせの様子
イラスト・文/こがようこ

次のエピソードは1月31日(水)配信予定です!

こが ようこ

絵本コーディネーター

作家。絵本コーディネーター。30年以上にわたり、さまざまな場所でおはなしを届ける活動を続ける。絵本作品に『ぺこぺこ ペコリン』(絵・くさかみなこ/講談社)、『どーこかな?』『なんのおと?』(瑞雲舎)、『いやいやいちご』(絵・たかおゆうこ/教育画書)、『おなかのなかのあかちゃんへ』(絵・くのまり/岩崎書店)、「語りかけ絵本」シリーズ(大日本図書)、「わらべうたでひろがるあかちゃん絵本」シリーズ(絵・降矢なな/童心社)などがある。げんきで「こころを育てる絵本1・2の3」を連載。

作家。絵本コーディネーター。30年以上にわたり、さまざまな場所でおはなしを届ける活動を続ける。絵本作品に『ぺこぺこ ペコリン』(絵・くさかみなこ/講談社)、『どーこかな?』『なんのおと?』(瑞雲舎)、『いやいやいちご』(絵・たかおゆうこ/教育画書)、『おなかのなかのあかちゃんへ』(絵・くのまり/岩崎書店)、「語りかけ絵本」シリーズ(大日本図書)、「わらべうたでひろがるあかちゃん絵本」シリーズ(絵・降矢なな/童心社)などがある。げんきで「こころを育てる絵本1・2の3」を連載。

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

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