【しつこい鼻づまり】改善するには? 現役小児科医が解説する「冬に気をつけたいケガと症状」

子どもを苦しめる鼻づまりを改善するポイントを紹介! 現役小児科医テルの「子どもの救急相談室」#12

小児科医:小児科医 テル

苦しい鼻づまり、解消するには?
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テル先生は総合病院に勤務する17年目の現役小児科医。そんなテル先生による、子どもがかかりやすい病気や注意したい事故・身の回りの危険、気になる子どもの発達など、子どもの「もしも!」に備えるママパパ必見のヘルスケア情報をご紹介します。
乾燥しがちでかぜをひきやすい冬。鼻づまりで苦しむ子も多いと思います。

病院にいくほどの症状でもないような気がするけれど、早く治してあげたい。そんなときにお家でできる鼻づまり解消法を解説します。

【鼻づまりの改善策①】加湿する

乾燥しがちでかぜをひきやすい冬。お部屋の湿度は50〜60%ぐらいに保ちましょう。

コップにお湯を入れて、湯気を鼻から吸うのもおすすめです。

<加湿器を使う>
蒸気は熱くても冷たくでも同じくらいに効果はあります。お部屋の温度、加湿器の機能など状況に合わせて使えば大丈夫です。ただ、暖房の影響で部屋が暑すぎる場合、加湿器のミストは冷たいほうが効くことがあります。

加湿器は子どもの手の届く場所に設置すると、倒れてやけどにつながるケースもあります。設置の場所には十分注意しましょう。
小さな子どもはまだ上手に鼻がかめないので、大人がフォローを。

【鼻づまりの改善策②】鼻のつけ根を温める

お湯でタオルをぬらして鼻のつけ根にあてます。
温かさとお湯の蒸気によって鼻づまりがよくなります。

【鼻づまりの改善策③】頭を高くして寝る

寝るとき、布団の下に毛布などを入れて頭側が高くなるようにしましょう。

寝ている姿勢より、体を起こしたほうが鼻のとおりが良くなります。抱っこやおんぶなどの姿勢で改善することがあります。

【鼻づまりの改善策④】生理食塩水を点鼻する

子どもの鼻づまりの原因の多くは、鼻水です。ネバネバでとれない鼻水に、数滴の生理食塩水を垂らすことで、鼻水がやわらかくなります。

生理食塩水は水と塩で作れますが、市販品のほうが安全で便利です。鼻水がやわらかくなったら、吸引してあげてください。
改善しない場合は病院を受診しましょう。
記事監修:小児科医テル、イラスト:原あいみ、写真提供:天空のジュピター/PIXTA(ピクスタ)
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しょうにかい てる

小児科医 テル

Shonikai Teru
小児科専門医

総合病院に勤務する17年目の小児科医。「親や、子どもに関わる人たちに正しい医療の知識をしってもらいたい」と思い、2018年からInstagramを中心にSNSで、子どもの健康について情報発信している。 Instagram:https://www.instagram.com/shonikaikuji/ YouTube:https://www.youtube.com/@shonikaiTERU

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げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

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