【帰省中に注意!】現役小児科医が解説「餅による窒息など年末年始に気をつけたい子どもの事故」
帰省中に起きやすい事故と対策を紹介。現役小児科医テルの「子どもの救急相談室」#13
2023.12.29
小児科医:小児科医 テル
ただ、いつもと違った環境で予想外の事故に遭う可能性もあります。危険から子どもを守るためのポイントを解説します。
目次
年末年始に多発する、帰省先での事故
事故予防のための工夫
子どもから目を離さない
家だけでなく、屋外・駐車場でも。車が走行する場所では、大人と手をつないでいても、車の運転手の目には子どもが見えないこともあります。突然予期しない転倒や突然手をふりほどいて走り出すこともあります。人手も多いので、必ずベビーカーやおんぶ、抱っこで子どもを守りましょう。
危ないものを片付ける
普段お子さんのいない環境では、薬やハサミやペンなど、テーブルに出しっぱなしになっていることもあるでしょう。箱にまとめて子どもの手の届かないところに置くなどして一時的に片付けましょう。
危ないところにはガードをつける
階段や暖房器具のまわりなどにはガードをつけ、子どもが勝手に出ていないよう部屋のドアは閉めるなど、危ない場所に子どもが近づかないようにしましょう。
帰省先で近くの小児科や救急センターをチェックしておくと安心です。
年末年始で休診の場合もありますので、困ったときは#8000に電話して相談してみましょう。
【お餅を安全に食べるために】お正月だからこそ注意
とくにお正月は、にぎやかな雰囲気のなか、ついつい食べさせてしまうこともあります。祖父母や親戚、年上のきょうだいなど、普段一緒に暮らしていない人間が、「お正月だし、ちょっとくらいいいだろう」といい加減な気持ちで与えてしまわないよう注意が必要です。
【お餅を安全に食べるために】与えてもよい成長ポイント
②よくかんで食べることができる。
③親の指示にしたがって落ち着いて食べることができる。
【お餅を安全に食べるために】与え方を工夫する
・お餅はキッチンバサミなどで小さく切っておく
・少しずつ与える、お皿に盛る
・やわらかくなる調理法を選ぶ
・水分をとりながら食べる
・歩きながら食べない
・食事中に驚かさない
げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
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小児科医 テル
総合病院に勤務する17年目の小児科医。「親や、子どもに関わる人たちに正しい医療の知識をしってもらいたい」と思い、2018年からInstagramを中心にSNSで、子どもの健康について情報発信している。 Instagram:https://www.instagram.com/shonikaikuji/ YouTube:https://www.youtube.com/@shonikaiTERU
総合病院に勤務する17年目の小児科医。「親や、子どもに関わる人たちに正しい医療の知識をしってもらいたい」と思い、2018年からInstagramを中心にSNSで、子どもの健康について情報発信している。 Instagram:https://www.instagram.com/shonikaikuji/ YouTube:https://www.youtube.com/@shonikaiTERU