「トイレでうんちができない3歳」子育ての悩みを現役保育士てぃ先生が解決!

フォロワー80万人超えのカリスマ保育士てぃ先生の“目からうろこ”の育児アイディア #24

保育士:てぃ先生

YouTubeチャンネル登録者数80万人超えの現役保育士てぃ先生が、育児の悩みを一発解決! 斬新なアイディアにあふれた子育て術をご紹介します! 今回は、「トイレでうんちができない3歳児」の対応を解説します。

お悩み「うんちがトイレでできない」(3歳女児)

「うんちのトイトレに困っています。おしっこはできるようになりましたが、うんちはまだトイレでできません」(3歳11ヵ月女児)
うんちのトイトレどうすればいいの? 写真/Adobe Stock

アイディア①「オムツ替えをトイレで」

まずはオムツ替えをトイレですることからスタート! いきなりトイレに座らせるのではなくうんちはトイレでするもの」というイメージトレーニングとして、オムツ替えをリビングや和室ではなく、必ずトイレの前でするというのをまずは習慣づけてみてください。

家のトイレは大人用ですから、子どもがトイレに座ったとき足が宙に浮いてしまっていて、その状態では踏ん張るのが難しいのかもしれません。ステップ台など子ども用の踏み台を用意して、足の裏をしっかりつけて踏ん張れるようにすると、お腹に力が入りやすくなりうんちが出やすくなると思います。これ、とても大事なんです。大人でも足をつけずにうんちするのは大変なんです。お子さんが座りやすく、踏ん張りやすい環境をまずは整えてみてください。  

アイディア②「子ども用の踏み台を用意する」

焦らずに見守ってあげて
家のトイレは大人用ですから、子どもがトイレに座ったとき足が宙に浮いてしまっていて、その状態では踏ん張るのが難しいのかもしれません。ステップ台など子ども用の踏み台を用意して、足の裏をしっかりつけて踏ん張れるようにすると、お腹に力が入りやすくなりうんちが出やすくなると思います。これ、とても大事なんです。大人でも足をつけずにうんちするのは大変なんです。お子さんが座りやすく、踏ん張りやすい環境をまずは整えてみてください。 

大人はおしっことうんちをセットで考えがちですが、子どもにとっては全然別のもの。なので「おしっこができるんだから、うんちもできるでしょ?」というのはやや早計かもしれません。大人が感じる尿意と便意は違いますね。このお子さんの場合、尿意はわかっても、便意がまだ鈍いのかもしれません。「便意を感じなさい!」と怒ってもわかるわけがありませんし、誰も教えることはできません。それはやはり、成長を待つしかないのかな? と思います

アイディア③「排泄サイクルを観察する」

1日のサイクルの中で、人間はだいたい決まった時間に排泄をします。もし、お子さんのサイクルをだいたい把握できているのであれば、「もうすぐうんちが出る時間だな」というときに、声をかけてトイレに連れて行ってみましょう。そうすると、便意を感じにくいお子さんでも「あ、これがうんちしたいってことなんだ」と体のサインに気づきやすくなります。

まずはお子さんの排泄のサイクルを観察してみましょう。たとえば、オムツにうんちをするのがだいたい朝の8時ごろならば、その少し前に声をかけてあげてトイレに行けば、自ずと成功する確率がアップしますし、お子さんが便意を感じとるきっかけにもなります。

とはいえ、トイトレは個人差が大きいもの。月齢などにとらわれず、焦らずにひとりひとりの成長を見守ってあげてくださいね
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撮影/嶋田礼奈 取材・文/久世恵美
てぃせんせい

てぃ先生

保育士

関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ

関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

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