てぃ先生の目からうろこの育児アイディア
テレビ出演でも話題のてぃ先生は、現役の保育士。その超具体的な育児法はかつてない斬新なアイディアにあふれ、世のママパパに圧倒的に支持されています!!
まさに「保育のプロ」として日々子どもに接しているてぃ先生ならではの、的確で「すぐ効く」目からうろこの育児アイディアを紹介する連載です!
育児の悩み#17『お菓子ばかり食べます』(3歳3ヵ月男児)
ご飯を食べず、お菓子やくだものがメインです。保育園ではお昼ご飯をしっかりとっているようですが、家では野菜など食べてくれず、栄養がとれているか心配です。
「おやつの習慣を見直してみて」
「食事の量が少ないから」と代わりに「ちょっとだけ……」とお菓子をだすと、ご飯を食べなくてもお菓子が出てくるのであれば、子どもはそっちを食べますよね。その悪循環を断ち切るためにも、お菓子は決まった時間、決まった回数だけ食べるようにしてみてください。
保育園ではきっと適量おやつを食べていますから、平日はそれで充分。おうちでおやつを用意する必要は基本的にはないでしょう。おうちで過ごす土日も、おやつは保育園と同じように午後3時ごろに1回だけでいいと思います。3歳の子どもが自分で勝手にお菓子を買ってくることはありませんから、食べてしまっているのならそれは必ず親が出しています。
おやつの時間を決めて、それ以外の時間はお菓子を出さないようにして、しっかり食事の時間に食べられるように準備をしましょう。
約束は親御さんも守らなきゃ!
約束は子どもだけが守るのではなく、親御さんも守らなきゃ! 子どもの意志に頼るのではなく、親御さんも子どもと同じように、意志をもって約束を守ってください。
優しい親御さんには少しきびしく難しい部分ですが、お子さんの栄養面などが気になるのであればグッとこらえて、気持ちを強くもって対応できるといいですね。
育児の悩み#18『お風呂がきらいで、シャワーが顔にかかると大泣きします』(3歳6ヵ月女児)
お湯が顔にかかるのが苦手で、お風呂がきらいです。シャワーをかけると大泣き。顔や頭にお湯をかけられるようにするにはどうすればいいでしょう?
自分の手で自分の顔を自分の意志で濡らす練習をしましょう
たとえば、まずはお子さんの手でお湯をすくって、それで親御さんの顔にぴしゃぴしゃかけてもらう。それに慣れたら次は「〇〇ちゃんの番ね」と自分の顔にぴしゃぴしゃする。次に「顔を洗ってみようね」と、同じようにぴしゃぴしゃする。
もしできたら「わー! 顔を洗えたね」とほめる。つまり「自分の手で自分の顔を自分の意志で濡らす」という経験をすることが大切だと思います。
お風呂が苦手なお子さんにいきなりシャワーや桶でお湯をドバーッとかけちゃったら、かけられたほうはとても怖いですよね。親御さんがどうやるかを工夫するよりも、お子さんが自分の意志でちょっとずつ濡れることに慣れていったほうが改善も早いと思います。
水に触れる機会を増やすのがポイントです
たとえば、子どもがお風呂や洗面所で水をバシャバシャしたり、水道を出して流れる様子を見ていたりすると、親御さんは「もったいない」と止めてしまう。確かに後始末や水道料金を考えると仕方がないのですが、じつはそのとき、お子さんが水に興味を持つタイミングを逃してしまっていることもあるのです。
もし夏場なら、お風呂場でも家庭用のプールなどで、水遊びをしてみてください。水鉄砲をやったり、じょうろなどで水を撒いたり……。遊びを通して顔や体が濡れることに慣れていけば、だんだんとシャワーなどの苦手意識もなくなっていくと思いますよ!
げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
てぃ先生
関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ
関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ