「歯みがきが嫌い」「仕上げみがきができない」子育てのお悩みをてぃ先生が解決!

フォロワー80万人超えのカリスマ保育士てぃ先生の“目からうろこ”の育児アイディア #16

保育士:てぃ先生

YouTubeチャンネル登録者数80万人超えの現役保育士てぃ先生が、育児の悩みを一発解決! 斬新なアイディアにあふれた子育て術をご紹介します! 今回は、「歯みがきが苦手な2歳児」の対応を解説します。

お悩み「歯みがきをとても嫌がります」(2歳女児)

「歯みがきをとても嫌がります。電動歯ブラシを使ったとき最初は喜んで歯みがきさせてくれましたが、またすぐ嫌がるように。仕上げみがきが全然できません!」(2歳0ヵ月女児)
歯みがき嫌いはどうしたらいいの?

アイディア①「子どもに役割を任せる」

「一方的に歯みがきをするのではなく、お子さんに役割を任せてみて」

子どもの仕上げみがきを「なるべく早く終わらせてあげよう」と、歯ブラシを口に入れてガーってやってしまうことがありませんか? それが子どもにとって不快感や恐怖になってしまっていることもあります

歯医者さんは必ず「次はここをやりますよ」と軽く歯にさわってから治療を始めますね。どのあたりを治療するかを知らせてくれると、患者側も気持ちの準備ができるからです。同じように、仕上げみがきも「次はここの歯をきれいにするよ」と告知してからはじめると、お子さんも安心できると思います

それから、一方的に歯みがきをするのではなく、お子さんにも何か役割を任せてみてください。まずはお子さんに歯ブラシを持ってもらって、親御さんの仕上げみがきをしてもらいます。「じゃあ次は〇〇ちゃんの番ね」と、お子さんの仕上げみがきをするというように順番に仕上げみがき係をするのもいいですね。

歯ブラシに歯みがき粉をつける係などでもいいですね。「どう説得すれば歯みがきさせてくれるか」という方向ではなく、「自分で歯みがきしたいと思ってもらうにはどうしたらいいか」を考えてみてください。それには歯みがきのときの子どもの係、役割を決めると興味を持ちやすくなると思います。
子どもに役割をあげてみよう!

アイディア②「歯ブラシを買う体験をさせる」

「いっしょにドラッグストアに行って、子どもに歯ブラシを買う体験をさせてみて」

グッズを工夫するのもオススメです。たとえば歯垢に色がつく液体はみがき粉などを利用する。汚れが目で見てわかりますから、「仕上げみがきしたらきれいになる」ということを理解できるようになると思います。

電動歯ブラシを使っているとのことですが、親御さんには便利ですが、お子さんには負担に感じるのかもしれません。異物が口の中に入るのは大人でも違和感がありますから、電動歯ブラシの音、動き、サイズ感などお子さんには合わないのかもしれませんね。それよりも360度全面にブラシがついている歯ブラシなども市販されていますから、そういうもののほうがやさしい口当たりでいい場合もあります

歯ブラシも親御さんが勝手に買ってくるのではなく、お子さんといっしょにドラッグストアなどに行って、お子さんにお金を渡して「〇〇ちゃんが買ってみようね」と支払ってもらうそうするとその歯ブラシは「自分で買った特別な歯ブラシ」になるので、愛着が生まれて使うのが楽しくなるかも! 

ネットショッピングは安くて便利ですが、子どもにとっては買い物ひとつもドキドキワクワクの体験ですから、お店に行って買い物する機会を作るだけで歯みがきへの気持ちが変わるきっかけになることもあると思いますよ!

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撮影/嶋田礼奈 取材・文/久世恵美
てぃせんせい

てぃ先生

保育士

関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ

関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

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