外来種問題は動物だけじゃない!
このような生物を「外来生物」といいます。じっさい、今の日本だけの話ではなく、世界各地で同じようなことが起こっているのです。そして、その土地に、もとからいる生物や自然に対して問題を起こしているのです。
じっさい、どんな問題があるの?
それを食べている動物に影響を及ぼしてしまう。
・似たようなものを食べる鳥がいたら競争になってしまう!
一方の鳥が減ってしまう恐れがある。
どちらの問題もない場合もあります。だからといって、外来の鳥が増えていいわけではありません。外国からの鳥が日本に多く住み着いてしまうと、日本独特の鳥類相がなくなってしまうのです。逆に日本の鳥が外国に住み着いてしまうと、その国の鳥類相も似たようなものになってしまいます。その結果、生物の多様性が減少してしまうのです。
川上 和人
1973年生まれ。森林総合研究所鳥獣生態研究室長。東京大学農学部林学科卒、同大学院農学生命科学研究科中退。農学博士。著書に、『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』『そもそも島に進化あり』『鳥類学は、あなたのお役に立てますか?』などがある。図鑑や絵本の監修も多く手がけている。 『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』 https://amzn.to/3ZR6LHO 『そもそも島に進化あり』 https://amzn.to/48Pvf8v 『鳥類学は、あなたのお役に立てますか?』https://amzn.to/3rMIJS0
1973年生まれ。森林総合研究所鳥獣生態研究室長。東京大学農学部林学科卒、同大学院農学生命科学研究科中退。農学博士。著書に、『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』『そもそも島に進化あり』『鳥類学は、あなたのお役に立てますか?』などがある。図鑑や絵本の監修も多く手がけている。 『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』 https://amzn.to/3ZR6LHO 『そもそも島に進化あり』 https://amzn.to/48Pvf8v 『鳥類学は、あなたのお役に立てますか?』https://amzn.to/3rMIJS0