ウルサマでカナタに会える! 松本大輝さんロングインタビュー

ウルサマのステージの魅力は? さらに、今後のデッカーについても直撃!

テレビマガジン編集部

デッカーに出演が決まるまで

『ウルトラマンデッカー』への出演が決まるまでの経緯を教えてください

スフィアザウルスと戦うウルトラマンデッカー  ©円谷プロ PHOTO/講談社
僕は北海道出身で、2018年にジュノン・スーパーボーイ・コンテストのグランプリを取って、2019年に上京してきました。東京に来て、最初は、結構怖くて(笑)どこにも行けなかったんですけど、だんだんと、行動範囲が広がっていきました。最近は電車の路線図も覚えてきて、ひとりでも、いろいろなところに行けるようになっています。「東京楽しいな」って思ってきましたね。

『デッカー』のカナタ役が決まるまでは、オーディションは結構落ちていました。周りの同世代の人たちや、自分と同じジュノンボーイ出身の人たちはすでに活躍していたりしていて。でも、自分はまだ何もできてないっていう状況に、嫉妬のようなものを感じたこともありました。

自分には、ヒーローは若い人が演じるイメージがありました。『デッカー』のオーディションのお話をいただいた時点で23歳だったので、年齢的にもギリギリかなと。そこで、「これはもう、最後のチャンスだろうな」と思いながら、オーディションに向かったんですよ。そうしたら、すごく楽しくできて。いつも、オーディションではガチガチなんですけど、『デッカー』のオーディションでは素を出せたような気がします。

『ウルトラマンデッカー』の出演が決まった時は、どんなお気持ちでしたか?

素直に、役を勝ち取れて嬉しかったです。ウルトラマンは昔観ていた作品でもあったし、今では世界中で愛されている作品なので、そのシリーズに、主人公として出演できるというのは、すごく嬉しかったですね。

役が決まった時に、そのことを周囲に報告したら、「え? 大輝がヒーローできるの!?」みたいな反応だったのですが(笑)。でも、みんな「絶対観るから!」と言ってくれたり、いろいろな人に広めてくれたりしました。今、こうやって放送がはじまっても「観てるよ!」とメッセージをいっぱい送って来てくれます。

武居監督にも、初めてお会いしたときに、「あっカナタだ!」と思ってくれたみたいで。本当に、「あぁ、よかったな」と思いましたね。
カナタは、キャラ作りというのは、そんなにしていないんです。自分持っている、素の明るさを出している感じですね。なので、あまり「切り替える」というのはなかったですね。
第1話のカナタ。明るく、前向きな青年だ  ©円谷プロ PHOTO/講談社

はじめてウルトラマンデッカーを見た時の印象はいかがでしたか?

最初にデッカーを見たときは、「すごく斬新だな」という印象でした。やっぱり、ウルトラマンのカラータイマーって真ん中にあるっていうイメージじゃないですか。

それが左にあって。でも僕自身は、「こういうウルトラマン、良いよね」と思っています。みんなとは違うデザインだと注目されますし。このデザインで、すごく嬉しい。
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