ウルトラセブンにも、太陽エネルギーがテーマになったエピソードがありました。今回取り上げるのは「3月21日」(1994年)。
また、本作は後に『平成ウルトラセブン』として、テレビスペシャルやオリジナルビデオとして約8年にわたって展開されたシリーズの第1作であり、『ウルトラセブン』と同じ世界観を有する続編となっている。
セブンが地球を去ってから約30年後。何者かの攻撃を受け、意識を失ったセブンが地球に落下してくる。ウルトラ警備隊の隊長になっていたフルハシは、隊員たちとともにセブンを復活させようと奮闘する!
ウルトラセブンが地球に落ちてくる
ウルトラ警備隊のフルハシ隊長は、地球温暖化を防ぐクリーンなエネルギー・太陽エネルギーシステムの視察に訪れていた。通常のソーラー発電機よりも多くのエネルギーを発電できるハイパーソーラーシステムを開発したクスハラ博士から太陽エネルギーの説明を聞いたフルハシ隊長は、かつて地球を侵略者の魔の手から救ってくれたウルトラセブンも、太陽をエネルギーにしていたことを思い出す。
しかし、ハイパーソーラーシステムが突如何者かに攻撃を受けてしまう。そしてその夜、元ウルトラ警備隊隊員のアンヌの息子であるダン少年は、森の中で謎の女性とエレキングを目撃するのだった。
一方、フルハシ隊長とカジ隊員は、攻撃を受けるハイパーソーラーシステムが映る防犯カメラをチェックしていたところ、人間離れしたスピードで動く人物が映り込んでいることを確認。フルハシ隊長は、宇宙人と太陽エネルギーの関連性を調べようとする。だが、何故かウルトラ警備隊のデータベースから、エレキングだけが消去されていた。
その後、フルハシ隊長はウルトラセブンが発見され、格納庫で保護されているという極秘の報告を受け、現場に向かった。