あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月25日」(2006年)。
地底には、人類の知らない知的生命体・デロスがいた。人類の経済活動や、人類同士の戦争による環境破壊が原因で、滅亡の危機に瀕していたデロスは「バーサークシステム」を起動。人類に、30時間以内に経済活動を止めなければ、大気を改造し地球を太古の状態に戻すと脅迫する。カイトとミズキ隊員は、デロスと交渉するために地底に潜るが、ダッシュバード3号が空洞部に落下したショックでミズキ隊員は重傷を負い、息を引き取ってしまった。
マックスがギガバーサークに挑む
すると、地上の各地に出現していた、デロスの意思を伝える機械人形・オートマトンがふたりの前に集まってくる。「デロスが苦しんでいることは理解した。自分たちに時間をくれ」と訴えるカイト。すると、1体のオートマトンが映像を投影した。その映像に映る女性は、カイトが必死にミズキを助けようとする姿を見て、考えを改めたと言う。
しかし同時に、一度始動したバーサークシステムを止めることはできないとも言う。カイトは、ミズキの前でウルトラマンマックスへの変身アイテムであるマックススパークを取り出す。当初は、同じ地球人同士の争いには介入できないと力を貸すことを拒否していたマックスだったが、人類とデロスの衝突が回避されたことでカイトを再び変身させた。
バーサークシステムは、以前出現させた機械獣 スカウトバーサークとの戦いで、マックスのデータを取得しており、それを元に超巨大な怪獣・ギガバーサークを作り出していた。マックスはミズキを抱き抱えて地底を飛び出し、「マックスを100%の確率で倒す」といわれるギガバーサークに挑む。