3月24日 ウルトラセブンに思わぬ弱点! ガンダーが地球防衛軍基地を襲撃!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月24日(1968年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月24日」(1968年)。
ガンダーと戦うウルトラセブン  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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1967年10月1日より放送が開始された『ウルトラセブン』。怪獣が自然災害に近い存在であることが多かった前作『ウルトラマン』に対し、本作は明確な侵略の意図を持った宇宙人が複数登場。多くの怪獣が、宇宙人の兵器として登場するのも特徴だ。

人類に好意を持ったウルトラセブンは、自らの命を捨てて仲間を救おうとした勇気ある青年・薩摩次郎の姿をかり、モロボシ・ダンと名乗って、ウルトラ警備隊に入隊。宇宙人の侵略から地球を防衛する。

地球防衛軍極東基地周辺が、謎の寒波に襲われた。さらに、基地の動力室が何者かの襲撃を受け、基地内の気温がどんどん低下してしまう。それは、過去に2度、地球を氷河期にしたというポール星人と、ポール星人が操る怪獣・ガンダーによるものだった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

基地の動力室が何者かの襲撃を受ける

1968年3月24日は『ウルトラセブン』第25話「零下140度の対決」が放送された日です。不吉な雲が、地球防衛軍極東基地の空を覆った。その後、一帯は猛吹雪に襲われ、気温は零下112℃まで低下する。

地球防衛軍専用車両のポインターでパトロールに出ていたダンだったが、ポインターはエンスト。車を置いて徒歩で帰還するよう指示を受ける。しかし、ダンにはある懸念があった。M78星雲・光の国からきたダンは、人間以上に寒さに弱かったのだ。

その後、基地が大きく揺れ、電気が消えてしまう。原子炉のある動力室が、何者かの攻撃を受けていた。動力室の被害は大きく、復旧にはかなりの時間を要することが見込まれる。さらに、動力室には怪獣の口があり修理にやってきた隊員たちは冷凍光線による攻撃を受けてしまう。

停電により、基地のシャッターを開くことができないため、ウルトラ警備隊の兵器はどれも動かすことはできない。さらに、基地内の気温は零下90℃まで低下していた。アラキ医師は、ヤマオカ長官に基地にいる隊員たちを避難させることを提案する。しかし、地球防衛の要であるこの基地を捨てることは、地球を捨てることと同じだった。ヤマオカ長官は「退却はできない」と、その提案を却下するのだった。
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