11月23日 ウルトラマンティガ 核実験により生まれてしまったレイロンス

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 11月23日(1996年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月23日」(1996年)。
レイロンスと戦うウルトラマンティガ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1996年9月7日より放送が開始された『ウルトラマンティガ』は、実写テレビシリーズとしては『ウルトラマン80』以来15年ぶりに放送された作品で“平成ウルトラマンシリーズ”第1作である。超古代の光を手にした特捜チームGUTS(ガッツ)の隊員、マドカ・ダイゴはウルトラマンティガに変身。地球平和連合TPCの一員として怪事件を調査しながら、怪獣や宇宙人と戦いを繰り広げる。

謎の海洋生物の調査を行うため、海洋科学研究所を訪れたヤナセ・レナ隊員と、TPCメディカルセンターに勤務するシンジョウ・マユミ。研究所にはレナのお気に入りのイルカであるミューがいるが、最近ミューの元気がない。そこに怪獣・レイロンスが現れる。ミューはレイロンスの出現を予感していたのだ。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

石油プラントがレイロンスに襲われる

1996年11月23日は『ウルトラマンティガ』第12話「深海からのSOS」が放送された日です。謎の海洋生物の死骸が発見され、レナとマユミは海洋科学研究所へ調査に向かった。調査の結果、生物は10年前に禁止された地下核実験の放射能により、突然変異を起こしたものであると推測される。最近、海底地震が頻発しており、それも核実験の影響だと考えられた。

その後、レナはお気に入りで彼女曰く「恋人」のイルカ・ミューに会いにいく。しかし、1週間前からミューは元気がないらしい。それは、ちょうど海底地震が頻発するようになったのと同じタイミングだった。レナは、ミューが何かに怯えているように感じとっていた。その後、西太平洋のR海域にある石油プラントが、怪獣・レイロンスから襲撃を受ける。GUTSは出撃し、レイロンスへの攻撃と石油プラントの生存者の救出を開始。しかし、レイロンスは海中に逃げてしまう。

レイロンスは地下核実験により海の生物が突然変異したものだと推測された。レイロンスが現れれば放射線反応を残す。GUTSは放射線反応を頼りにガッツウイング1号、2号でレイロンスの行方を追った。
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