12月6日 ウルトラマンレオ ガキ大将が怪獣と大騒動を巻き起こす!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 12月6日(1974年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月6日」(1974年)。
タイショーをMACの攻撃から守るウルトラマンレオ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1974年4月12日より放送が開始された『ウルトラマンレオ』。地球を防衛する宇宙パトロール隊MAC(マック)のおおとりゲン隊員が変身するウルトラマンレオは、L77星が故郷で宇宙拳法の達人。得意の格闘技で宇宙の平和をまもる。ウルトラセブン=モロボシ・ダンがMACの隊長を務めていたことや、シリーズ後半のハードなストーリー展開は現在でも、ファンの間で語り草になっている。

トオルのクラスメイトである、ガキ大将の「怪獣くん」こと宮坂少年。彼のもとに、不思議な壺が落ちてくる。その中には、怪獣・タイショーがいた。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

壺を拾った怪獣くん

1974年12月6日は『ウルトラマンレオ』第35話「おいらは怪獣大将だ!」が放送された日です。トオルたちが遊んでいると、宇宙から壺のような物体が落ちてきた。「怪獣くん」のあだ名で呼ばれる、ガキ大将の宮坂は、その壺を気に入り、持って帰ってしまう。帰宅し、算数の宿題をする怪獣くん。しかし、彼は勉強が苦手で、宿題を放り出した。

すると、壺から「助けて~」という声がする。怪獣くんがおそるおそる壺の中をのぞくと、そこには怪獣がいた。その怪獣は「タイショー」と名乗り、壺のダイヤルを操作して、自分を壺から出すよう求める。怪獣に警戒する怪獣くんであったが、「出してくれたら、なんでもする」と言うタイショーの訴えを聞き、代わりに宿題をするよう要求。タイショーを壺から出してやった。

タイショーは怪獣小学校の4年生らしい。怪獣くんとタイショーは同学年なのだ。翌日、授業では宿題の答え合わせが行われる。「答えがわかる人」と問いかける先生に勢いよく挙手をし、タイショーの出した答えを発表する怪獣くん。しかし、その答えは、どれも間違いだった。帰宅後、恥をかかされた怪獣くんは、タイショーに詰め寄る。タイショーは、真面目に算数の勉強をしておけばよかったと、反省するのだった。
怪獣くんに助けられたタイショー  ©円谷プロ
タイショーは、勉強をしないで遊んでばかりいたところ、お父さんにお仕置きとして壺に入れられ、宇宙に放り出されてしまったらしい。タイショーは、自分と同じく勉強が苦手だった。宿題を再提出するよう先生に言われていた怪獣くんは、当てが外れてしまう。悩む怪獣くんが「学校がなくなっちゃえばいいのに」とつぶやくと、タイショーは、腕には自信があると言いだす。
次のページへ タイショーが学校を壊そうとしてしまう
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