あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月6日」(1973年)。
田舎にある親戚の家に遊びにきた白鳥さおり、健一の姉弟。しかし、宅地造成による工事でその地を守っていたお地蔵様が取り除かれたことで、怪獣・エンマーゴが復活してしまう。
田舎に遊びにきた白鳥姉弟
すると、ふたりは切り崩された土砂の上で何かをしている少年を発見。良助というその少年に道を聞き帰ろうとするが、ふたりはそのまま彼の秘密基地に案内される。そこには、良助がこれまで見つけたものがコレクションされており、なかには怪獣の化石のようなものもあった。やがて、発破による作業が開始される。しかし、それによって発生した振動は、想像以上に凄まじかった。そして、良助は崩された土砂の中に、お地蔵様と怪獣と思しき目を発見する。
その振動は、震度12を観測。さらに、異常なほど局地的なものであったためZATは調査に出動する。健一や工事の現場主任と合流し、彼らが遭遇した地震がこの近辺だけで発生したことを伝えると、良助は発破をかけたことで怪獣が怒ったのだと主張する。ZATは工事の中止を要請するが、そこに地主が現れ拒否されてしまう。