7月6日 ウルトラマンタロウ お地蔵様が封印していたエンマーゴが現れる!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月6日(1973年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月6日」(1973年)。
エンマーゴと戦うウルトラマンタロウ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1973年4月6日より放送が開始された『ウルトラマンタロウ』。ウルトラの父と、ウルトラの母の実子であるウルトラマンタロウは、宇宙科学警備隊ZAT(ザット)の隊員である東 光太郎と一体化し、怪獣や宇宙人と戦う。

田舎にある親戚の家に遊びにきた白鳥さおり、健一の姉弟。しかし、宅地造成による工事でその地を守っていたお地蔵様が取り除かれたことで、怪獣・エンマーゴが復活してしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

田舎に遊びにきた白鳥姉弟

1973年7月6日は『ウルトラマンタロウ』第14話「タロウの首がすっ飛んだ!」が放送された日です。田舎に遊びにきた白鳥姉弟。都会とは違う、昔ながらの豊かな自然の中で虫取りをして遊ぶ健一たちだったが、この土地でも国の要請による宅地造成が行われており、自然が切り開かれていた。発破(火薬類による破壊の手法)で山を崩すらしく、工事の現場主任に山から降りてくるよう言われる健一たちだったが、道に迷ってしまう。

すると、ふたりは切り崩された土砂の上で何かをしている少年を発見。良助というその少年に道を聞き帰ろうとするが、ふたりはそのまま彼の秘密基地に案内される。そこには、良助がこれまで見つけたものがコレクションされており、なかには怪獣の化石のようなものもあった。やがて、発破による作業が開始される。しかし、それによって発生した振動は、想像以上に凄まじかった。そして、良助は崩された土砂の中に、お地蔵様と怪獣と思しき目を発見する。

その振動は、震度12を観測。さらに、異常なほど局地的なものであったためZATは調査に出動する。健一や工事の現場主任と合流し、彼らが遭遇した地震がこの近辺だけで発生したことを伝えると、良助は発破をかけたことで怪獣が怒ったのだと主張する。ZATは工事の中止を要請するが、そこに地主が現れ拒否されてしまう。
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