2月9日 汚染水で凶暴化したゴルメデβがウルトラマンコスモスに迫る!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 2月9日(2002年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月9日」(2002年)。
ゴルメデβと戦うウルトラマンコスモス  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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2001年7月7日より放送が開始された『ウルトラマンコスモス』。心優しき青年・春野ムサシは、怪獣をむやみに殺さず保護するという目標を掲げるチームEYES(アイズ)に入隊。ムサシは子どものころに出会ったウルトラマンコスモスと再会し、一心同体となって怪獣と人間の共存という理想のために戦う。

開発中の対怪獣用強力麻酔弾「ドリームスリープ」。怪獣での実験を迫られたムサシは、実験に使う怪獣を決められないでいた。そんなときに、ゴルメデβが出現。さらに、捕獲に苦戦するチームEYESにかわって怪獣を倒そうと、防衛軍が攻撃を開始してしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

怪獣への新型麻酔弾の実験を迫られるムサシ

2002年2月9日は『ウルトラマンコスモス』第32話「悪夢の実験」が放送された日。開発中の対怪獣用強力麻酔弾のドリームスリープ。従来の麻酔弾の5倍の効果が期待されているが、副作用など怪獣への効果がはっきりとはわかっておらず、ムサシは実験に反対していた。

しかし、ヒウラキャップがこの実験を行おうとした背景には、怪獣に対する防衛軍の介入があり、怪獣を守るためにも、チームEYESが怪獣を捕獲する成功率を上げるために必要なことだったのだ。

ムサシはヒウラキャップの指示を受け、ドリームスリープを搭載したテックサンダー3号で、怪獣保護区域である鏑矢諸島に向かった。そこで、ムサシはこれまでに保護してきた怪獣たちと再会するが、どの怪獣も実験の対象にできず悩んでしまう。

すると、ゴルメデβが出現し、市街地に向かって歩きはじめた。カオスヘッダー反応はないが、高いエネルギー反応を示すゴルメデβ。テックサンダー2号は捕獲用のレーザーネットを射出するが、レーザーネットのエネルギーはゴルメデβに吸収されてしまう。捕獲に苦戦するチームEYESのもとに、テックサンダー3号に乗ったムサシが合流。ドリームスリープを使わずに怪獣を捕獲できることを証明しようと、ゴルメデβに接近した。
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