2月15日 ウルトラマンタロウが怒り心頭のわんぱく宇宙人を説得!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 2月15日(1974年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月15日」(1974年)。
ピッコラハンマーでウルトラマンタロウを攻撃しようとするピッコロ  ©円谷プロ
1973年4月6日より放送が開始された『ウルトラマンタロウ』。ウルトラの父と、ウルトラの母の実子であるウルトラマンタロウは、宇宙科学警備隊ZAT(ザット)の隊員である東 光太郎と一体化し怪獣や宇宙人と戦う。

ハーシー大彗星に乗って宇宙を旅行していたピッコラ星の王子・ピッコロ。アクシデントで地球に落ちてしまったピッコロはそのまま地球を観光するが……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ピッコロが地球にやってくる!

1974年2月15日は『ウルトラマンタロウ』第46話「日本の童謡から 白い兎は悪い奴!」が放送された日。60年に一度地球に接近するハーシー大彗星がやってきた。そして彗星には、旅好きのピッコラ星の王子・ピッコロがいた。かねてから地球を見てみたいと思っていたピッコロは、知り合いのハーシー大彗星の尻尾に飛び乗ってやってきたのだ。ピッコロは宇宙から地球にいる少年に手を振るが、バランスをくずして落下。地上に落ちてしまう。

大彗星を観測していたZATでは、ハーシー大彗星に異常が起こり、大きな流星が分離したと警戒する。一方、ピッコロが手を振った少年・タイチは、大きな流星だと思い、ひみつで飼っているウサギを抱えて様子を見に外へ出た。そして、家に戻ろうとするが、玄関先でアパートの大家に見つかってしまう。

そこにタイチの母親が出てくるが、大家は、「ウサギを捨てないと出ていってもらう」と告げた。その夜、大家はウサギを持ったピッコロに追われる夢を見る。

翌日、アパートの外でタイチのウサギを見た大家は、ウサギを捕まえようとする。煙突から街の様子を見ていたピッコロは、ウサギをテレポートさせ、大家の邪魔をした。さらにピッコロは、ウサギを投げて大家の頭の上にのせると、大家は気味悪がってその場から去っていった。

ZATは、大流星が光ってから、怪獣か宇宙人が地球に侵入したらしき気配があることを察知しており、光太郎と北島隊員はパトロールをしていた。それを望遠鏡で見ていたピッコロは、光太郎がウルトラマンタロウであることに気づく。
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