あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月15日」(1974年)。
ハーシー大彗星に乗って宇宙を旅行していたピッコラ星の王子・ピッコロ。アクシデントで地球に落ちてしまったピッコロはそのまま地球を観光するが……。
ピッコロが地球にやってくる!
大彗星を観測していたZATでは、ハーシー大彗星に異常が起こり、大きな流星が分離したと警戒する。一方、ピッコロが手を振った少年・タイチは、大きな流星だと思い、ひみつで飼っているウサギを抱えて様子を見に外へ出た。そして、家に戻ろうとするが、玄関先でアパートの大家に見つかってしまう。
そこにタイチの母親が出てくるが、大家は、「ウサギを捨てないと出ていってもらう」と告げた。その夜、大家はウサギを持ったピッコロに追われる夢を見る。
翌日、アパートの外でタイチのウサギを見た大家は、ウサギを捕まえようとする。煙突から街の様子を見ていたピッコロは、ウサギをテレポートさせ、大家の邪魔をした。さらにピッコロは、ウサギを投げて大家の頭の上にのせると、大家は気味悪がってその場から去っていった。
ZATは、大流星が光ってから、怪獣か宇宙人が地球に侵入したらしき気配があることを察知しており、光太郎と北島隊員はパトロールをしていた。それを望遠鏡で見ていたピッコロは、光太郎がウルトラマンタロウであることに気づく。