12月3日 ウルトラマン80 村祭りに現れたファイヤードラコの正体とは!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 12月3日(1980年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月3日」(1980年)。
ファイヤードラコと戦うウルトラマン80  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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1980年4月2日より放送が開始された『ウルトラマン80』。中学校の教師であり、地球防衛軍の怪獣・怪事件の対策チームUGMの隊員でもある矢的 猛がウルトラマン80に変身。人間の憎しみや悲しみといったマイナスエネルギーが生み出す怪獣に立ちむかう。

99年に一度の竜神祭が行われる、やまなみ村を訪れた猛。神社の跡取りとして期待されている光男少年と知り合う猛だったが、光男の様子がおかしい。そして、竜玉のご開帳の日、光男は竜玉を持って逃げてしまう。光男の正体とは……?
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

やまなみ村を訪れた猛

1980年12月3日は『ウルトラマン80』第35話「99年目の竜神祭」が放送された日です。イケダ隊員の故郷である、やまなみ村を訪れた猛。そこには、かつて人びとを襲う三つ首の竜が退治されたという伝説があり、その伝説に因んだ「竜神祭」を控えていた。竜神祭は99年に一度行われることになっており、祭りの最後には、退治された竜が落としたという竜玉がご開帳され、磨かれるという。竜神祭は盛況で、村は出店で賑わっていた。そのなかには、火を吹いたり、怪力を披露するふたりの不思議な男もいたのだった。

神社の神主であるイケダの叔父は、身寄りのない光男という少年を引き取り、跡取りとして育てていた。礼儀正しく、習っているという空手の腕前も良い光男に感心する猛。しかし、彼は最近様子がおかしいらしい。そんなある日、村人の男性が行方不明になり、その息子が光男に助けられるという事件が発生。実は、光男は怪力男、火吹き男と密会しており、男性は火吹き男に殺されていた。火吹き男たちは男性の息子も殺害しようとするも、咄嗟に光男が庇ったのだ。

本当のことを明かさない光男。しかし、猛は彼が普通の少年でないことに気づき、テレパシーで問い詰める。すると、光男は「もうすぐ、もっと恐ろしいことが起こる」と言い、村から逃げるよう訴える。しかし、それ以上の詳しいことは話そうとしないのだった。
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