あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月1日」(1967年)。
人類に好意を持ったウルトラセブンは、自らの命を捨てて仲間を救おうとした勇気ある青年・薩摩次郎の姿をかり、モロボシ・ダンと名乗って、ウルトラ警備隊に入隊。宇宙人の侵略から地球を防衛する。
地球は、宇宙からの恐るべき侵略者たちから狙われていた。地球人に好意を持ち、地球に滞在していたウルトラセブンは、防衛軍の精鋭チーム「ウルトラ警備隊」と接触する。
人間が消失する事件が発生
その後、パトロール中の防衛隊員が車ごと消失。ウルトラ警備隊のキリヤマ隊長は、防衛軍が事件解決のために動き出したことに敵が気づき、挑戦状を叩きつけてきたのだと考えた。キリヤマ隊長は、隊員たちに注意を促し、フルハシ隊員とソガ隊員を消失現場の調査に向かわせる。
フルハシとソガが、ウルトラ警備隊専用車両のポインターで現場に向かうと、ひとりの青年に道を塞がれる。フルハシたちは青年を驚かせてどかし、進もうとするが、ポインターのタイヤが空転し、発進できない。青年は、フルハシたちの命を助けるために、待っていたと言う。すると、巡回中のパトカーがやってきた。青年は警官に、ここから先は危険だと警告するが、警官はそれを無視して進んでしまう。そして、青年の言うとおり、パトカーは一瞬で姿を消してしまった。
青年によると、事件を起こしている宇宙人は、地球侵略のために数年前から人間を攫い、標本にしていたらしい。名前を尋ねられた青年は、「モロボシ・ダン」と名乗った。すると、フルハシたちは見えない宇宙船から攻撃を受ける。負傷したフルハシたちはポインターに避難し、ダンに運転をさせて本部に戻る。