大島 康嗣
カメラマン
1942年埼玉県生まれ。1964年講談社写真部カメラマンとなり、『週刊少年マガジン』グラビア担当。1965年から2020年までじつに55年に渡って、特撮映像作品のスチールを撮り続ける。
ウルトラアイが奪われる！
しかし、アールはわざと自分の痕跡を残して姿を消していた。ケイによると、アールはもともとこの世界に疑問を持っていた人物だったが、ある日、妻が亡くなった後に姿を消してしまったらしい。そのとき、再び妨害電波が検知され、ふたりは急いでテレビをつけるが、サンドノイズが流れるだけだった。しかし、ジンはアールの残したヒントから、人びとはサンドノイズに紛れこまされたサブリミナル効果によって呼び寄せられていたことに気づく。失踪した人たちはもともと潜在意識の中で、この社会から抜け出したいと思っており、それを利用されたのだ。
ジンたちは妨害電波の送信器を発見し、アールとも遭遇する。アールは「船」からのメッセージを伝え、人びとを導いていたと証言する。失踪した人たちは、みなこの社会が示す幸福の形を必死で受け入れようとしたが、それができず悩んでいたらしい。そしてアールは、記憶喪失のジンに、「君は本当の君なのか？」と問いかけた。心が揺れるジンだったが、ウルトラアイを託された謎の女性・エレアが現れ、「アールの目的はジンを『船』に乗せることだ」と語る。すると、アールは一瞬の隙をつき、ジンからウルトラアイを奪ってしまう。
逃走するアールの行く先には、「船」の正体である円盤型の宇宙船が待っていた。「この船が本当にアールの思うようなものならば、ウルトラアイを盗む必要はない」というジンの言葉にハッとしたアールは、「『船』を信じたい」と言ってウルトラアイをジンに投げて返す。宇宙船に収容するためと思われる光が降り注ぎ、それを受け入れるアール。しかし、突如その光は強烈なビームとなり、アールの体を一瞬で燃やし尽くした。やはり、宇宙船は目的があって人間をさらっていたのだ。ジンはULTRASEVEN Xに変身。逃げようとする宇宙船をワイドショットで撃破したのだった。
ジンたちは妨害電波の送信器を発見し、アールとも遭遇する。アールは「船」からのメッセージを伝え、人びとを導いていたと証言する。失踪した人たちは、みなこの社会が示す幸福の形を必死で受け入れようとしたが、それができず悩んでいたらしい。そしてアールは、記憶喪失のジンに、「君は本当の君なのか？」と問いかけた。心が揺れるジンだったが、ウルトラアイを託された謎の女性・エレアが現れ、「アールの目的はジンを『船』に乗せることだ」と語る。すると、アールは一瞬の隙をつき、ジンからウルトラアイを奪ってしまう。
逃走するアールの行く先には、「船」の正体である円盤型の宇宙船が待っていた。「この船が本当にアールの思うようなものならば、ウルトラアイを盗む必要はない」というジンの言葉にハッとしたアールは、「『船』を信じたい」と言ってウルトラアイをジンに投げて返す。宇宙船に収容するためと思われる光が降り注ぎ、それを受け入れるアール。しかし、突如その光は強烈なビームとなり、アールの体を一瞬で燃やし尽くした。やはり、宇宙船は目的があって人間をさらっていたのだ。ジンはULTRASEVEN Xに変身。逃げようとする宇宙船をワイドショットで撃破したのだった。
宇宙船
光弾を放ちULTRASEVEN Xを攻撃しながら逃走しようとするもその攻撃は全く効いておらず、逆にワイドショットを受けて一撃で倒されてしまう ©円谷プロ
【ウルトラ怪獣事典】
宇宙船
どこの星から来たのか、人間をさらって何をしようとしていたのかなど一切が不明の宇宙船。元エージェントのアールを手駒にして人間を誘拐していた。ULTRASEVEN Xの出現に危機感を抱き、ウルトラアイを奪おうとする。
登場エピソード：『ULTRASEVEN X』第２話「CODE NAME “R”」（2007年10月12日放送）
脚本：太田 愛／監督：八木 毅
今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
TSUBURAYA IMAGINATION
映画『ウルトラマンメビウス＆ウルトラ兄弟』2024年９月１日より配信開始！
https://imagination.m-78.jp/contents/d2ViL05ld3NfMDA4ODE%3D
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10月12日は宇宙船が人間を攫った日
10月12日は、以前より暗躍していた宇宙船が３度目のアブダクションを実行。アールがウルトラアイを奪おうとしたエピソードの日。人間をさらう宇宙船は無事に撃破されました。しかし、自らすすんで宇宙船に乗ろうとした人たちがいるのも事実です。監視社会とも捉えることができる、不気味な本作の世界観。その秘密は最終回で明かされます。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン＆怪獣手帳 2024』をもとに構成しています。
©円谷プロ
『ULTRAMAN ウルトラマン＆怪獣手帳 2025』発売中
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３冊目となった「ウルトラ＆怪獣手帳」を、「2025」ではさらにブラッシュアップしてお届け。コラムや、「ウルトラマンシリーズ」の情報を載せた日々の情報も一新。Ｂ６版のスタイリッシュなレッドのビニールカバーに、タイトルは箔押しという、美麗ながらも日常使いもOKなデザインです。ダイアリーとしての使い勝手もばっちりです。
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大人のウルトラファンに向けて、ウルトラマンゼロ、『ウルトラマンギンガ』から『ウルトラマンブレーザー』までのウルトラマン ニュージェネレーションと呼ばれるシリーズを、ウルトラマンデザイン、ストーリー、防衛チーム、怪獣・宇宙人、スタッフ、特撮等から解読するムックです。
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テレビマガジン編集部
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X（旧Twitter）：@tele_maga Instagram：＠tele_maga
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X（旧Twitter）：@tele_maga Instagram：＠tele_maga