あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月13日」(2018年)。
記憶は確かにあるのに、なぜか幼いころの自分に関する物が存在せず戸惑うアサヒ。そんな中、美剣(みつるぎ)サキによって愛染(あいぜん)マコトは怪獣・グルジオキングに変身。ロッソとブルを戦闘不能に追い込む。気持ちがすれ違っていた湊兄弟の喧嘩に拍車がかかってしまうが……。
アサヒが兄のカツミとイサミを気遣う
愛染を操っている黒幕は、ウルトラマンとベリアルのルーブクリスタルを置いていったサキだと考えるカツミは、「このふたつのクリスタルを使うべきではなかった」と話す。しかし、イサミは「他に選択肢はなかった」と反論し、兄弟は喧嘩をはじめてしまう。翌日になっても、カツミとイサミの仲はまだ悪いままだった。アサヒはカツミに昔のことを思い出させて、イサミと仲直りをさせようと子どものころの写真を見せる。しかしそれがきっかけで、悩んでいた過去の自分のことが気になってしまう。どの写真にもアサヒの姿が写っていないのだ。話は脱線し、「昔の自分はどんな子だったのか」と尋ねるアサヒ。しかし、思い出の品が残っていないのにカツミには幼いアサヒの記憶はあるようだった。
次にアサヒがイサミのもとを訪れると、グルジオキングのことを監視していた。イサミに昔話をすると、幼いころのアサヒをしっかり記憶していたが、アサヒの不安な気持ちは晴れない。一方サキは、自らが行ったグルジオキングの拘束を解いてしまう。