11月1日 ウルトラマンダイナ 撃破されたギアクーダが2000匹の怪獣に分裂!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 11月1日(1997年)

テレビマガジン編集部

分身体が巨大なギアクーダに再合体

怪物は、ギアクーダの分身体だった。ギアクーダは、体を破壊されてもその破片が分身体となって復活し、無限に増殖するのだ。いくら倒しても分裂する敵に対抗手段がないスーパーGUTS。ナパームで焼き払う作戦も考えられたが、ギアクーダが出現している街中でナパームを爆発させるわけにはいかない。

すると、ナカジマ隊員はギアクーダを巨大な姿に戻した状態で焼き払う作戦を思いつく。アスカは、自分たちの思いどおりにギアクーダが元の姿に戻るのか疑問を持つが、ナカジマは、ガッツイーグルがトルネードサンダーを撃つためにはα号、β号、Γ号が合体する必要があるように、ギアクーダも大量の電気エネルギーを吸収するためには、相応の「受け皿」が必要だと考えたのだ。

そして、トラップフィールド作戦が開始された。街への送電を一時的にストップさせたうえで、発電基地から電気を放電。街にいたギアクーダの分身体たちは、トラップフィールドを張った発電基地に集まってくる。しかし、運悪く落雷が発生し、発電基地が故障。集まってきた分身体たちは散開してしまう。

アスカはダイナに変身。ミラクルタイプにチェンジしてその体に落雷を受けると、トラップフィールドに電気を送り込む。分身体たちはトラップフィールドに集まり、その体は再び巨大なギアクーダに変貌した。ギアクーダと戦闘を開始するダイナだったが、ギアクーダはダイナに抱きつき、何かを訴えるような仕草をする。すると、ダイナはギアクーダを宇宙に連れ出し、レボリウムウェーブ アタックバージョン タイプⅡでギアクーダをミニブラックホールに追いやったのだった。

吸電怪獣 ギアクーダ

赤い電流を放って攻撃する  ©円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
吸電怪獣 ギアクーダ

身長/67メートル
体重/5万6000トン

電気エネルギーを吸収する怪獣で、攻撃を受けても破片が分身体となる。目的や正体は不明で、ダイナとの最終決戦ではダイナに抱きつき、何かを頼むような仕草を見せた。

登場エピソード:『ウルトラマンダイナ』第9話「二千匹の襲撃」(1997年11月1日放送) 
脚本:長谷川圭一/特技監督:佐川和夫/監督:石井てるよし

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11月1日は無限に増殖するギアクーダが出現した日

11月1日は、撃破しても破片が分身体となって復活するギアクーダが出現したエピソードの日。アスカは、ギアクーダが人工の光に頼るようになった人間に、「本当の暗闇」の存在を忘れさせないために、地球の意思が出現させた怪獣なのかもしれないと考えたのでした。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2023』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。