
ネロンガを撃退したSKIPだったが……
SKIPが開始したネロンガの詳しい調査には、SKIP本部の怪獣分析班に所属する山神サトルという男性も参加していた。ユウマとともに山神に挨拶に来たリンだったが、実はふたりは古くからの知り合いだった。再会を喜ぶリンと山神。しかし、リンはある任務を負っていた。
以前から、怪獣の細胞がSKIP本部から持ち出され、違法に売買されるという事件が発生しており、その多くは山神が責任者として管理していたものだった。しかし、決定的な証拠はなかったため、防衛隊情報部は知り合いであるリンに協力を要請、リンは山神の疑惑を晴らすため、協力することにしたのだ。
山神は、たとえば電気を吸収し自らも発電することができるネロンガなど、未知の特性を持つ怪獣を研究し社会の発展に活用できないかと考えているらしい。少し前に、子どもが生まれたと話す山神。ユウマは、山神の人となりを知って、横流し事件と山神は無関係ではないかと考える。
一方、リンが山神に横流しの話をすると、山神は「警備が厳重になったから、犯人も諦めただろう」と言いながら唇を手で触る。山神は昔から、嘘をつくときに唇を触る癖があった。それを見たリンは、山神が本当に犯人なのではないかと疑いを濃くする。