

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月16日」(1971年)。
ヨットを爆破しようとする三郎だったが!?
ともに秋田の田舎から上京してきた、幼馴染みの松本三郎と小野由紀子。しかし、由紀子は職場の会長の息子である横川と婚約することに。それに怒った三郎は、彼女たちが参加する船上パーティーのヨットを爆破してふたりを殺害しようとするが、その瞬間、謎の怪鳥が現れ……。
そんなヨットに、ウエットスーツを着たひとりの男が泳いで近づき、船体に何かを取り付けると船から離れていく。そこに巨大な飛行物体がヨットを襲撃し、乗客が海に投げ出された後、ヨットは爆散してしまう。
すぐに警察と救急が出動するも、3名の若者が死亡し、2名が重傷を負ってしまった。さらに、ヨットの破片から硝煙反応が確認され、警察はヨットがダイナマイトで爆破されたと推定。ヨットハーバー近くに設置した検問を無理矢理突破しようとした、松本三郎という男が逮捕される。三郎はヨットの爆破を自供して、事件は解決したかに思われた。
しかし後日、郷は坂田アキを通じて生存者の小野由紀子に呼び出される。由紀子は幼馴染の三郎がダイナマイトを爆発させる前に、事件現場に怪獣が現れたと語る。しかし、そこに由紀子の婚約者である横川が現れ、話を切り上げさせると彼女を連れて帰ってしまう。
留置されている三郎に面会に行った郷。当初は、自分がヨットを爆破した犯人だと認めていた三郎だったが、郷から由紀子たちが生還したことを聞くと急に態度を変え、由紀子と同じく怪獣がヨットを襲ったと証言を変えた。