12月17日 バルタン星人(五代目)襲来! ウルトラマン80が動物園に入れられる!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 12月17日(1980年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月17日」(1980年)。
バルタン星人五代目と戦うウルトラマン80  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1980年4月2日より放送が開始された『ウルトラマン80』。中学校の教師であり、地球防衛軍の怪獣・怪事件の対策チームUGMの隊員でもある矢的 猛がウルトラマン80に変身。人間の憎しみや悲しみといったマイナスエネルギーが生み出す怪獣に立ちむかう。

UGMの少年記者募集の抽選に外れ、拗ねて家を飛び出した政夫少年。しかしその後、当選し記者として活動する少年の親が事故にあったと、政夫がUGM基地に伝えにきた。わざわざやってきた政夫をもてなすUGMだったが、政夫の様子はどこかおかしく……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

UGMに少年記者がやってくる

1980年12月17日は『ウルトラマン80』第37話「怖れていたバルタン星人の動物園作戦」が放送された日です。広報活動の一環で、一組の少年少女が豆記者としてUGM極東ゾーン基地に取材にやってきた。隊員たちの訓練の様子や基地内の設備を取材した少年たちは、猛たちの集まる司令室にやってくる。楽しく隊員たちを取材する少年たち。すると、少年はなぜウルトラマン80は戦いの最初からきてくれないのかと質問をする。返答に迷った隊員たちであったが、イトウチーフは「UGMは人事で80は天命」と回答。猛は「人事を尽くして天命を待つ」と補足し、まずは自分たちの力で一生懸命取り組むことが大切なのだと説明した。

一方、この模様はテレビでの生中継が行われていた。それを観ていたひとりの少年・政夫。彼はUGMが大好きで記者の募集にも応募していたが落選したことで、拗ねてしまっていた。UGMの悪口を言い、自宅から飛び出した政夫は突然謎の声に話しかけられる。声の主は、政夫をUGMに訪問させると語った。

そして、政夫は極東ゾーン基地にやってきた。記者を務めた少年の母親が事故に遭い、入院したと連絡をしにきたという。記者の少年たちはスペースマミーでの遊覧飛行を体験しており、政夫は彼らが帰還するまで司令室で待つことに。その間、政夫は隊員たちに、80は地球人にとり入って、いずれ地球を差し出すよう要求しているのかもしれない、と不穏なことを語ったのだった。
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