あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月9日」(2002年)。
第9話「森の友だち」で登場した、優しい性格の妖怪・ヤマワラワが今度は奥日高村に現れた。同時に出現していたマハゲノムから子どもたちを守るため、ヤマワラワは巨大化し立ち向かう。
奥日高村に大猿が出現!?
奥日高村では「鬼祭り」を明日に控え、その準備が行われていた。そこに、大猿が出現。鬼の衣装を着る大人を見た大猿は子どもたちが襲われそうになっていると勘違いし、男性を気絶させてしまう。その後、現場にアヤノが到着。ヤマワラワを保護しようとするアヤノだったが、地元の大人たちは大猿を猟友会に処分させようとしており、アヤノは追い出されてしまう。
すると、アヤノは地元の子どもたちを発見。あとをつけると、子どもたちは大猿を隠していた。子どもたちは大猿と仲良くなったが、大人たちに見つかると殺されてしまうと考え、匿っていたのだ。アヤノは大猿が、以前出現したヤマワラワであることに気づく。子どもたちのリーダー格であるサクラという少女はアヤノを警戒するも、彼女がほかの大人たちとは違い、ヤマワラワのことを考えてくれていることを知り、心を開いたのだった。