5月5日 アリブンタに苦戦するウルトラマンAの前にゾフィーが登場!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 5月5日(1972年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月5日」(1972年)。
2対2の戦いを繰り広げるウルトラヒーローと超獣。左からウルトラマンA、アリブンタ、ギロン人、ゾフィー  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1972年4月7日より放送が開始された『ウルトラマンA』は、怪獣を超える怪獣である「超獣」を送りこむ異次元人ヤプールと戦うため、超獣攻撃隊TAC(タック)の隊員となった北斗星司と南 夕子がウルトラタッチでウルトラマンAに変身。必殺のメタリウム光線や、バーチカルギロチンをはじめとした多彩な切断技などを駆使して、超獣を次々と撃破していく。

血液型がO型の女性ばかりが、異次元アリ地獄に飲み込まれる事件が続発。それは、ギロン人と、超獣・アリブンタによるものだった。苦戦するAの前にあの強い兄貴がやってくる!
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

人間が蟻地獄に飲まれる

1972年5月5日は『ウルトラマンA』第5話「大蟻超獣対ウルトラ兄弟」が放送された日です。遊園地のティーカップで、人間が蟻地獄に飲み込まれたという通報を受け、TACは調査にやってきた。しかし、蟻地獄は存在せず、計器にも反応がない。さらに、ほかにも客はいたのに、飲み込まれたのは女性がひとりだけらしく、隊員たちは何かの間違いではないかと疑う。

しかしその後、別の場所で女性が蟻地獄に飲み込まれる事件が発生。北斗と夕子は、ヤプール人による陰謀だと考えたが、TACと警察の合同捜査会議の結果、この事件は通常の失踪事件と判断され、TACではなく警察庁が捜査を引き継ぐことが決定した。失踪した女性の血液型は全員O型らしい。竜隊長も、この事件は何らかの理由でO型の血液が必要な人間によるものだと考えていた。

後日、北斗は夕子に付き合わされ、ショッピングの荷物持ちをしていた。すると、突如道路に巨大な蟻地獄が発生し、夕子を引き摺り込もうとする。夕子は北斗によって救出されるが、別の女性が飲み込まれてしまった。

北斗は蟻地獄の中に巨大なアリの超獣がいるのを目撃していた。さらにその後、地下鉄が超獣に襲われる事件が発生。列車は、乗客ともども蟻酸によってドロドロに溶かされてしまう。竜隊長は、今野隊員、美川隊員とともに地底戦車・ダックビルで地中に潜り超獣を攻撃。驚いて地上に出てきた超獣を、地上で待つ北斗たちが迎え撃つ作戦を立てる。
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