11月26日 ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロがダークロプスゼロと激突!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 11月26日(2010年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月26日」(2010年)。
ウルトラマンゼロ(中央右)に襲いかかるニセウルトラ兄弟(SR)チーム ©円谷プロ PHOTO/講談社
『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』は、オリジナルビデオ作品として全2話で展開された。前年の2009年に上映された『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』でデビューを果たしたウルトラセブンの息子・ウルトラマンゼロの新たな戦いを描く作品だ。

ウルトラヒーローたちと協力し、ウルトラマンベリアルの野望を打ち砕いた、宇宙局統合本部のエキスパート集団・ZAP SPACY。ある日、レイとヒュウガは、救難信号をキャッチし謎の惑星に漂着した。そこに現れたのは、ヒュウガそっくりの男性だった。救難信号を出したのは、別次元のヒュウガだったのだ。そして、ウルトラマンゼロの前に、ゼロそっくりの巨人が現れる。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

レイとヒュウガが謎の惑星に漂着

2010年11月26日は『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』STAGE Ⅰ「衝突する宇宙」がリリースされた日です。微弱な救難信号をキャッチしたZAP SPACY。隊長のヒュウガは、仲間たちに輸送任務を任せ、レイとともに反応があった方角に向かった。そこには、「宇宙の歪み」があり、レイたちの乗っているスペースペンドラゴンは歪みの中に吸い込まれてしまった。

宇宙の歪みの中には、別の宇宙が広がっており、自分たちが通過したものとは別の、無数の宇宙の歪みも確認できる。そして、救難信号を再びキャッチすると、救難信号を出しているのは、今自分たちが乗っているはずのスペースペンドラゴンからのものだった。レイたちは、救難信号を発信している惑星に向かう。

惑星に到着したレイたちは、ウルトラマンゼロとウルトラ兄弟が戦っているところを一瞬目撃する。さらに、突如巨大な何かの手に襲われ、不時着してしまう。惑星に降り立つと、破壊されたスペースペンドラゴンと、別の任務を行っているはずのクマノを発見する。さらに、もうひとりのヒュウガが現れた。そのヒュウガによると、この星で行っている宇宙人の実験により、多次元宇宙に穴を開けてしまったらしい。レイたちの前に現れたのは、別次元のヒュウガやクマノだったのだ。

しかし、別次元のクマノは突然光になって消えてしまう。本来は別の次元の住人である彼らは、宇宙人の実験でどの次元にも属さなくなってしまったこの惑星では「異物」なのだ。別次元のヒュウガも、「別次元のレイが宇宙人の実験施設であるタワーに向かったまま帰ってこない」、「ゼロが戦っているウルトラ兄弟は敵が作り出したロボットだ」という情報を残すと、光となって消えてしまうのだった。残されたレイとヒュウガも、このままでは同じ運命をたどることになってしまう。
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