『ウルトラマン』ネロンガ・ウー・ケロニア さまざまな挑戦!

『講談社MOOK ウルトラ怪獣・宇宙人150 研究序説』よりぬきコラム【第2回】

テレビマガジン編集部

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ウルトラマンシリーズに登場する怪獣・宇宙人の誕生物語やストーリー中での活躍を追跡して、解読するムック『ウルトラ怪獣・宇宙人150 研究序説』から、作品に登場する怪獣や宇宙人がなぜこれほど魅力的なのかをお伝えしましょう。

今回は『ウルトラマン』(1966年)から、透明怪獣ネロンガ、伝説怪獣ウー、吸血植物ケロニアを紹介しましょう。

ネロンガのスーツに華麗な歴史あり!

透明怪獣ネロンガと戦うウルトラマン
CGのない時代に「透明」怪獣の表現に挑戦し、見事になしとげました!  ©円谷プロ PHOTO/講談社
透明怪獣ネロンガは『ウルトラマン』第3話「科特隊出撃せよ」に登場する怪獣です。

『ウルトラマン』初の4足歩行の怪獣で、通常は透明で電気を吸うと姿を現すネロンガのスーツは、『ウルトラQ』第18話「虹の卵」登場の地底怪獣パゴスのスーツに新規の頭部を着けたもので、そのパゴスは東宝の映画『フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)』の地底怪獣バラゴンのスーツにやはり新たな頭部を着けたものでした。

ネロンガのスーツはその後も『ウルトラマン』第8話「怪獣無法地帯」の地底怪獣マグラーに改造され、さらに第9話「電光石火作戦」のウラン怪獣ガボラに改造されました。

その後、アトラクション用のネロンガに改造された後、東宝に返却されたといわれています。

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