あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月17日」(2013年)。
7年ぶりに故郷の降星町に帰ってきた、高校2年生の礼堂ヒカル。ヒカルは降星小学校で幼なじみの石動美鈴をはじめとした友人たちと再会するが、そこに怪獣・サンダーダランビア(SD)が出現した。ヒカルはスパークドールズにされてしまったウルトラマンタロウ(SD)に導かれ、ウルトラマンギンガに変身を果たしたのだった。
バルキー星人(SD)が次の行動を開始する
その後、ヒカルたちが校庭で遊んでいると、バイクに乗った怪しい男が現れる。男は因縁をつけ、なんとヒカルたちをバイクで追い回しはじめた。そして、男は美鈴に狙いを定め、逃げる美鈴を怖がらせる。すると、そこにカッキーこと町の警官である柿崎太一がやってきた。警察がきて男は逃走。カッキーによると、男は「追跡魔」と呼ばれ、日頃から人をバイクで追い回す迷惑行為をしているらしい。危険人物はひとまず去ったが、美鈴はひどく怯えていた。
翌日になっても、美鈴の様子はおかしかった。心配したヒカルは話を聞くと、美鈴は男に追いかけられたときに、子どものころに起きた怖い出来事を思い出したらしい。それは、夜に帰り道がわからなくなり、何かから追いかけられているように感じたというものだった。そして、変身して怪獣と戦っているヒカルを見て、そんなことで怖がっている自分を情けなく感じていた。