7月25日 ウルトラマンダイナ 人の恐怖を映し出す植物が怪獣に!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月25日(1998年)

テレビマガジン編集部

花の素粒子がモルヴァイアを実体化させる!

ヒラオのもとを訪れたリョウ。人々が怪獣や宇宙人を見たのに対し、ヒラオだけ女の子を見たことに疑問を持ちつつ、リョウは白い宇宙植物を調査のために持ち帰ろうとする。一方、黒い宇宙植物は、人の恐怖心を栄養にしていることが発覚。人々は植物によって、その人が恐怖する幻影を見せられていたのだ。

さらに植物は、素粒子を放出していることがわかる。しかし、このまま素粒子が発生し続けるとどうなるかは不明だ。その頃、リョウとヒラオは怪獣モズイと遭遇。すると、ヒラオが見た少女が再び現れ、モズイに向かっていく。少女がモズイと接触すると、相殺するように両方とも消えた。しかし、リョウには、モズイに向かっていったのは、少女ではなく少年に見えていた。いずれにせよ、この白い宇宙植物は、黒い宇宙植物が作り出した幻を中和する効果があるようだ。

一方、松本市の中心部に膨大な量の素粒子が集まり、怪獣となる。スーパーGUTSは出撃するが、やはり見る人によって、その姿は違った。やがて、怪獣はモルヴァイアに変貌する。アスカはウルトラマンダイナに変身するが苦戦。

すると、白い宇宙植物から抽出したエキスを搭載したミサイルを積み、リョウがガッツイーグルα号で登場。ミサイルを命中させると、モルヴァイアは怪獣の姿を失い、巨大な塊になる。ダイナは塊にソルジェント光線を打ち込み、モルヴァイアを撃破するのだった。

恐怖エネルギー魔体 モルヴァイア

噛みつき攻撃でダイナを苦しめた  ©円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
恐怖エネルギー魔体 モルヴァイア

身長/57メートル
体重/6万6000トン

黒い宇宙植物の素粒子が大量に集まり、怪獣化。当初はデスフェイサーや姑獲鳥、かつてウルトラマンティガと戦ったイーヴィルティガなど、見る人間によって様々な姿になった。最終的にはこの姿になり、火炎を吐いてダイナやスーパーGUTSを攻撃した。

初登場エピソード:『ウルトラマンダイナ』第46話「君を想う力」(1998年7月25日放送)
脚本:右田昌万/監督・特技監督:原田昌樹

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7月25日はモルヴァイアが人間に幻影を見せた日

7月25日は人間の恐怖を栄養にする黒い宇宙植物が出現。モルヴァイアとなったエピソードの日。リョウは、黒い宇宙植物は白い宇宙植物の変異体だったのだろうと考えるのでした。

モズイと遭遇した際にリョウが見た少年は、幼い日のヒラオでした。一方、ヒラオが見た少女は、幼い日のリョウであることに気づいたのです。エンディングではふたりの思い出のシーンの数々が描かれていて、最後まで目が離せない一作です。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 今日もウルトラ怪獣日和 2022』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。