あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月18日」(2006年)。
『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの昭和に放送されたウルトラマンシリーズと、物語が直接的につながっているのも特徴だ。
大学の先輩であるタカムラから相談を受けたクゼ テッペイ隊員。タカムラの妹・ミサはフェミゴン(フェミゴンフレイム)に取り憑かれていた。かつて地球に現れたフェミゴンと同様、自分の意思とは関係なくフェミゴンに変身してしまうミサだったが、今回のフェミゴンは受けたダメージがそのままミサに及んでしまう特徴を持っていた。
フェミゴンに取り憑かれた女性
いい雰囲気になるテッペイとミサを見守るミライたちだったが、その後夜の石油コンビナート施設に怪獣・フェミゴン(フェミゴンフレイム)が出現。GUYSは出撃するが、フェミゴンは右肩に攻撃を受けると姿を消してしまう。テッペイは過去の記録から、フェミゴンは人間に取り憑くことで、怪獣として実体化していることに気づく。そして予想どおり、フェミゴンに変身していたのはミサであることが発覚したのだった。
不安がるミサを「必ず助ける」と元気づけるテッペイ。しかし、今回のフェミゴンはかつてMATが戦った個体とは違い、受けたダメージがそのままミサに及んでしまっていた。フェミゴンを倒せば、ミサが死んでしまう可能性があるのだ。なんとか解決策を見つけようとするが、手がかりすらつかめず焦りが募るテッペイ。