9月21日 嫉妬に燃えるキリエロイドがウルトラマンティガに戦いを挑む!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 9月21日(1996年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月21日」(1996年)。
キリエロイドと戦うウルトラマンティガ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1996年9月7日より放送が開始された『ウルトラマンティガ』は、実写テレビシリーズとしては『ウルトラマン80』以来15年ぶりに放送された作品で“平成ウルトラマンシリーズ”第1作である。超古代の光を手にした特捜チームGUTS(ガッツ)の隊員、マドカ・ダイゴはウルトラマンティガに変身。地球平和連合TPCの一員として怪事件を調査しながら、怪獣や宇宙人と戦いを繰り広げる。

ウルトラマンティガの存在が人びとに認知されてきたある日、預言者を自称するキリエル人(びと)が現れる。遠い昔から地球で人類を導いてきたという彼らは、人類がティガを称賛することを快く思っていなかったのだ。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

キリエル人がイルマ隊長に接触する

1996年9月21日は『ウルトラマンティガ』第3話「悪魔の預言」が放送された日です。テレビのトーク番組に呼ばれたイルマ・メグミ隊長。「ウルトラマンティガは人類の味方なのか」というキャスターの問いに、イルマ隊長はティガのことは調査中としつつも、人類の味方だと考えていると、自身の考えを述べたのだった。すると、突如キャスターの体が宙に浮く。何かに乗っ取られたキャスターは「地球はもうすぐ生まれ変わる。聖なる炎が穢れを焼き払うだろう」と預言のような言葉を発したのだった。

その直後、テレビ局から出てきたイルマ隊長は目の前の建設中のビルが爆散するのを目撃する。すぐにGUTSは出動し現場の調査を開始。しかし、爆発物の痕跡はなく、何か超常的な方法でビルが爆破されたことが判明する。そしてその後、GUTS基地ダイブハンガーの自室で、怪しい男がイルマ隊長を待っていた。

その男はキリエル人の預言者を名乗り、ビルを爆破したのが自分であることを示唆すると、自分たちに敬意を表すよう迫る。そうしなければ、新たにビルを爆破すると警告するキリエル人。しかし、イルマ隊長がそれを拒否するとキリエル人は姿を消し、予告どおりにビルが爆破されてしまう。
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