9月20日 ウルトラマンダイナ 心を入れ替えたアスカがグロッシーナに挑む!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 9月20日(1997年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月20日」(1997年)。
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グロッシーナと戦うウルトラマンダイナ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
“平成ウルトラマンシリーズ”第2作の『ウルトラマンダイナ』は、宇宙の「光」と出会ったアスカ・シンの物語。防衛隊・スーパーGUTSの新米隊員であるアスカはウルトラマンダイナに変身し、フラッシュタイプ、ミラクルタイプ、ストロングタイプの3形態を駆使して謎の宇宙球体スフィアの脅威から地球を守る。

射撃訓練でどの隊員よりも良い成績を出し、調子に乗るアスカ。そんななか、宇宙から小型の怪獣・サイクロメトラが出現。アスカが命令を無視して攻撃したことで、サイクロメトラは地中で仮死状態になっていた怪獣・グロッシーナに寄生してしまう。仲間たちに𠮟責されたアスカは、自分の力を誇示するためヒビキ・ゴウスケ隊長の目の前でウルトラマンダイナに変身しようとするが……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

怪獣に寄生する怪獣

1997年9月20日は『ウルトラマンガイア』第3話「目覚めよアスカ」が放送された日です。射撃訓練を行うスーパーGUTS。アスカはユミムラ・リョウ隊員とともに訓練を行うことになっていたが、アスカはリョウを無視してひとりで突っ込んでいってしまう。アスカのスコアは誰よりも高かった。本来は𠮟るべきだが、アスカのほうが成績が良いため、何も言えない隊員たち。しかし、このままではいずれ実戦で隊員やアスカ自身が危険な目に遭ってしまう。ヒビキ隊長は「自分の力に溺れれば、必ず自分の限界を知るときがくる」と言い、今は自惚れさせたままで良いと考えていたのだった。

すると、山岳地帯に謎の生命反応をキャッチ。それは昨日飛来するのが確認された小隕石だった。ヒビキ隊長はパトロール中のアスカに、データを取ってその場で待機するよう指示する。アスカが現場に到着すると、隕石の中からミミズのような怪獣・サイクロメトラが出現。アスカは勝手に攻撃をし、帰還してしまう。
隕石から出現した3体のサイクロメトラ ©円谷プロ PHOTO/講談社
だが、サイクロメトラは3体おり、1体を取り逃がしていることにアスカは気づいていなかった。命令を無視しただけではなく、怪獣を取り逃がしてしまったアスカはヒビキ隊長から𠮟責を受ける。アスカは落ち込むが、「わかってないのはみんなのほうだ」と、自分の間違いを認められずにいた。

その後、サイクロメトラは他の生物に寄生することで大爆発を起こす性質があることが判明。取り逃がしたサイクロメトラを倒すため、アスカが名乗りを上げる。ヒビキ隊長は自分が同行することを条件に、それを許可したのだった。ガッツイーグルで現場に向かったアスカたちだったが、突如巨大怪獣が出現。それは、10年前に旧GUTSと交戦したグロッシーナだった。グロッシーナはGUTSの攻撃を受け仮死状態に陥っていたが、サイクロメトラに寄生され復活してしまったのだ。
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