6月6日 ウルトラマンダイナ 人類を怪獣化しようとした科学者がゾンボーグに!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 6月6日(1998年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月6日」(1998年)。
ゾンボーグと戦うウルトラマンダイナ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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“平成ウルトラマンシリーズ”第2作の『ウルトラマンダイナ』は、宇宙の「光」と出会ったアスカ・シンの物語。防衛隊・スーパーGUTSの新米隊員であるアスカはウルトラマンダイナに変身し、フラッシュタイプ、ミラクルタイプ、ストロングタイプの3形態を駆使して謎の宇宙球体スフィアの脅威から地球を守る。

かつてアスカとスーパーGUTS入隊を争ったフドウ・タケルの弟で、ブラックバスター隊のケンジが現れる。アスカのことを良く思わないタケルだったが、そんななか、科学者のヤマザキがエボリュウ細胞とともに失踪。ふたりは、ともに事件の調査を行うことになる。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

かつてのライバルの弟が現れる

1998年6月6日は『ウルトラマンダイナ』第39話「青春の光と影」が放送された日です。以前倒したはずのダイゲルンに酷似した怪獣が現れた。スーパーGUTS専用車両のゼレットで現場に到着したアスカだったが、突如「ゼラリアン砲を使え」と、何者かから指示を受ける。

しかし、敵のクローンダイゲルンは、ユミムラ・リョウたちの乗るγ号を攻撃し機体を捕まえていた。このまま攻撃すれば、リョウたちに命中してしまうかもしれない。アスカはその指示を無視し、ウルトラマンダイナに変身しようとする。すると、突如黒いガッツウイングが現れ、クローンダイゲルンを撃破した。
街に現れた、クローンダイゲルン  ©円谷プロ PHOTO/講談社
この黒いガッツウイングは、光学迷彩機能を備えたステルス機・ガッツシャドーで、地球平和連合TPCのゴンドウ・キハチ参謀が設立した、ブラックバスター隊の機体らしい。すると、ガッツシャドーのパイロットが入室してくる。その男は、アスカとスーパーGUTS入隊を争ったフドウ・タケルの弟であるケンジだった。

ケンジによると、クローンダイゲルンは以前ネオザルスの事件を起こしたオオトモ博士の助手・ヤマザキが出現させたものらしい。オオトモ博士は、自身が作り出したネオザルスに殺されていたが、ヤマザキはそれを逆恨みし、社会に復讐しようとしていたのだ。

タケルは元気にしているかとケンジに話すアスカ。しかし、タケルは新型機の実験中、機体が空中分解する事故に遭い、死亡していた。先ほど、アスカに攻撃するよう指示を出したのはケンジだった。ケンジは、スーパーGUTS入隊を目指し努力していた兄を差し置いて選ばれたアスカが、任務より仲間の安全を優先したことを許せなかった。そして、「スーパーGUTSはダイナに頼りすぎだ」と言う。
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